幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
10月18日 ● 崩壊オンエアだそうで。 人気ユーチューバーの東海オンエアが「崩壊オンエア」とネットで揶揄されるほど大揉めしています。まあ詳しい経緯を知りたい方はどこかで調べてください、なのですが、芸能プロダクションがきっちりと管理するタレントと違って、元が素人の集まりがやっているユーチューバーは、ひとつ間違えるとこういうことになるという典型的な事例です。まあ混乱の「中の人」の東海オンエアリーダー・てつやの奥さんはタレント峯岸みなみなので、そこまで飛び火するとまた大変なのですが、さすがにその手前で火消しされるだろうとは思います。 ユーチューバーが荒れたり病んだり辞めたりすることが多いのは、タレントのようにきちんとマネジメントされていないということもありますが、そもそも長く続けるには無理があるんだろうなというのは想像がつきます。普通ひとつの動画コンテンツを作るには演者だけではなく、制作と企画と演出と撮影スタッフと編集スタッフが必要で、30秒のCMを1本作るためにどれだけ多くの専門家がよってたかって作っているかは、実際にCM制作の現場を見てきたのでよく知っています。 その大変な作業を基本的には自分たちで全てやるのがユーチューバーで、もちろん東海オンエアくらいになるとバディと呼んでいるスタッフが大勢いますが、それでも週に6本も動画をアップするという膨大な作業量は超人的過ぎるし、心身の疲弊もかなり激しいことでしょう。いまちょうど10周年企画で盛り上がっているところですが、よく10年もあんなペースでコンテンツを量産し続けられたものです。その裏でどれだけの犠牲を払ってきたのかと考えれば、今回のような騒動が起きるのも無理からぬことです。 しかも昨今YouTubeの単価は下がってきているという話ですし、その上、東海オンエアの再生回数はピーク時に比べたら10分の1程度にまで落ち込んでいます。売上も利益も下がる減収減益の会社みたいなもので、何らかの対策を打ち出さなければジリ貧なのは目に見えています。このままでは今回の騒動があってもなくてもいずれ「崩壊オンエア」への道を進んでいたことでしょう。むしろこういう騒動すらも逆手に取って新しい方向に舵を切れるかどうかが、生き残りへの手段になるのではないかと思います。地元愛知県が生んだ人気ユーチューバーだけに何とかこのピンチを乗り越えて欲しいと願っています。 |