幹事クリタのコーカイ日誌2023

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8月30日 ● 全米オープン。

 バスケW杯を見ているうちに、ひっそりと全米オープンテニスが進行中です。もちろん「ひっそり」と思っているのは僕だけで、きっとニューヨークでは盛り上がっているんでしょうが、なにせ日本選手が全く活躍していないので、特にファーストウィークは興味が湧きません。セカンドウィークになればまたトップ選手同士の激突が始まるので注目する気にもなることでしょう。

 第1シードは昨年王者のアルカラス。ランキングも1位でしたが、ジョコビッチが1回戦を突破したことで1位の座を譲ることになりました。アルカラスは準々決勝で第6シードのシナーと第12シードのズべレフの勝者と対戦します。シナーの山にはワウリンカ、ズべレフの山にはマレーがいますが、ベテラン勢を退けてどちらかがアルカラスと激突するのではないかと思います。

 トップハーフのもう一方に第3シードのメドベージェフが入りました。アルカラス、ジョコビッチの2強に次ぐ実力者だけに、どちらの山に入るか注目されていましたが、アルカラスにとっては厳しいドローになりました。メドベージェフは準々決勝で第8シードのルブレフと当たるまでは比較的楽に勝ち上がれそうです。

 ボトムハーフの第4シードのルーネは1回戦で姿を消してしまいました。大波乱です。第5シードのルードが俄然有利になってきますが、4回戦で第10シードの地元ティアフォーが強敵になります。勝った方が準決勝まで進出しそうな感じになりました。ルーネの山にはノーシードながらティームがいるので、台風の目になって準々決勝にティームが進出すると面白くなりそうです

 そしてボトムハーフ最強、第2シードのジョコビッチ。ドローにも恵まれて全く無風状態で準々決勝まで勝ち上がりそうです。唯一の強敵だった第15シードのオジェアリアシムも1回戦で負けてしまったので、準々決勝までは余裕です。ただ準々決勝の相手は第7シードのチチパスと第9シードの地元フリッツのどちらがくるかちょっと予想がつきません。アメリカ勢は全米ではいつも以上の力を発揮するだけに、ジョコビッチとしてはフリッツの方が嫌かも知れません。

 順当にいけばアルカラスとジョコビッチの世代を超えた王者対決になると思います。ジョコビッチの方が余力を残して勝ち上がりそうですが、ずっと若いアルカラスは元々の体力が有り余っているので、互角ではないかと思います。ジョーカーになるのはメドベージェフ。彼次第で決勝の雲行きが変わってきそうです。

 ちなみに日本勢は西岡良仁、ダニエル太郎、綿貫陽介、島袋将の4人が本戦に出場しましたが全員が1回戦で敗退しました。女子シングルスは本戦出場すらゼロ。すっかり冬の時代に突入しています。



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