幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
8月29日 ● バスケは順位決定戦へ。 さすがに世界3位の壁は高かったというオーストラリア戦でした。前半に大差をつけられて後半よく巻き返した日本でしたが完全な力負け。12人中9人がNBAの選手という層の厚いオーストラリアには20点差という結果以上の実力差を見せつけられた感じがします。フィンランド戦で活躍した富永、河村、比江島が揃って抑え込まれてしまったのは、きっちりとオーストラリアが研究してきたからでしょう。逆にフィンランド戦ではダメだった渡邊や富樫が活躍できたのは、3Pが入らないと思われてマークが甘くなったのかなという感じがしました。 要は日本は3Pさえ防げば怖い相手ではないということです。高さとパワーの不足は明らかですし、かと言ってスピードがそれほどあるわけでもありません。これほど見ていて八村塁の不在を残念に感じたことはありません。八村がいれば相手の対応も全然違ってきたことでしょう。言っても仕方ないですが、いくらバスケはひとりでやるものではないとは言え、エースの存在は大事です。 これで日本は順位決定戦に回ります。ここからの目標はアジア1位になってパリ五輪の出場権を得ることです。フィンランドに1勝したアドバンテージはかなり大きいと思いますから、順当にいけばアジア1位への道は大きく開けていると考えられます。中国が明日のプエルトリコ戦で36点差以上つけて勝てば2次リーグ進出の可能性を残していますが、かなり厳しい条件なので、日本が有利な状況に変わりないでしょう。 とは言え勝負事はやってみないとわかりません。特にここまで日本を攻守で支えてきたホーキンソンにアクシデントがあったら一気に大ピンチに陥ります。「たかちゃん」(ホーキンソンの愛称)頼りにならず、チーム全員が献身的にしっかりディフェンスをしていくことが順位決定戦でも大事でしょう。 |