幹事クリタのコーカイ日誌2023

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8月20日 ● 基本はバントの構え。

 今日の山本麻友美プロのレッスンで相変わらず上達が遅いフォアボレーを教えてもらいました。上達が自分でも遅いなと感じるのは、理屈は完全に理解しているつもりなのに、どうもこれまで身につけてきた癖が修正できないせいです。さすがに40年以上テニスをしていると、癖も千鳥のノブが言うような「大癖」になっていて、癖が強いのです。

 フォアボレーで山本プロにダメ出しをされているのがラケットが前後に動く、後ろから前に振っている、ということでした。なので、ラケットを体の前にセットすることによって振らないようにする、ということをアドバイスされました。ところが自分では体の前にセットしているつもりでも当たりが悪いことが多く、タイミングもうまく取れていません。山本プロ曰く「ラケットが止まっていない」と言うことで、ずっとラケットが動いているから当たりがブレるんじゃないかと指摘されました。

 で、ラケットがどう動いているかなんですが、一度セットしたところから、ボールに合わせてラケットの高さを動かしているらしいのです。自分では無意識でしたが、言われてみればそうやってボールを打つタイミングを取っているような気がしました。ボールがフォア側に来たと思って右側にラケットを出すのですが、そこからずっと右手が動いてボールの打点までラケットを持っていっています。ちょうどボールが打点に飛んできたところでラケットもその打点にくるので、それはラケットが動いているから「振っている」状態と同じになります。

 山本プロによれば、そうではなくて打点に先にラケットを出して構えておくのがミスをしないボレーのやり方だそうで、なるほど野球で言えばバントをする時のような形かと勝手に納得しました。そのためにはなるべく早く打点のところでラケットを構えて動かさないようにして待っていなければなりません。僕のラケットが打点にいくまで動いているのは、構えに入るタイミングが遅いからで、もっと早くフォアかバックか判断して、ボールがネットを越える前にはラケットを打点に置いて待つ態勢を作るべきでした。

 最終的な高さの微調整はラケットを動かさずに構えたまま膝の上下で高さを合わせ、後はボールが速ければそのままブロックボレー、遅くて余裕があれば足を送ってより強くボレーをするということで、何より大事なのはまず早く構えて待つことだとわかりました。ラケットを振らない、ラケットを前に出す、ラケットを早く構えて待つ、言葉は違えどもやろうとしていることは同じです。同じ動きをするにしても、どの表現なら自分でしっくりくるかということを追求しないと、なかなかできるようにはならないみたいです。まあ今回のアドバイスも本当に自分に合っているかは今後のボレーの結果次第ですけど。



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