幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
8月17日 ● ネイマールの移籍。 近年、サッカーのヨーロッパ4大リーグ(イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ)から選手が流出していて、フランスのパリSGに一時期スター選手が集まっていましたが、ここのところさらにヨーロッパからサウジアラビアリーグへと選手が移動しています。最近話題になったブラジル代表のネイマールがパリSGからアルヒラルへ、昨年C.ロナウドがアルナスル、今夏ベンゼマがアルイテハドに移籍しました。 そしてこの3人が世界年俸トップ3だそうです。クリロナとベンゼマは2億ドル、ネイマールが1億ドルだとか。桁が違い過ぎて驚きます。さらにサッカー選手の年俸トップ10のうち8人がサウジアラビアリーグ、1人(メッシ)がアメリカ、1人(エムバペ)がパリSGということで、4大リーグにはゼロということになっています。サウジアラビアおそるべしです。 かつてJリーグが創設されて間もない1993年〜96年頃には、世界のトップクラスの選手がJリーグにたくさんやってきました。ジーコ、リネカー、リトバルスキー、ストイコビッチ、スキラッチ、ドゥンガ、ストイチコフ、ブッフバルトなど 各国の代表でW杯の得点王やMVP選手が続々と集まってきていました。それだけJリーグが注目を集めていたということもありますが、やはり当時の日本にはお金があったのです。国の経済力とサッカーへの注目度が重なるとスター選手が集まります。 その後、日本経済が低迷するにつれて代表クラスの選手は少なくなってきましたが、日本サッカーは30年かけて強化されました。それにはJリーグ初期に日本に集った世界のスターたちが日本選手に与えた影響の大きさもありました。サウジアラビアリーグは今後レベルが大きく上がることでしょうが、それがサウジアラビア代表の強化にどこまで役立つのか注目したいと思います。 |