幹事クリタのコーカイ日誌2023

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5月22日 ● 夏場所の優勝争い。

 照ノ富士が単独トップに立ってもまだわからないと思っていたら、早速明生が巧い相撲を取って照ノ富士を破り、これで照ノ富士、明生、朝乃山の3人が1敗で並びました。さらに1差の2敗で霧馬山、若元春、平戸海、北青鵬の4人が追っています。実に面白い展開になってきました。

 まず横綱照ノ富士ですが、明生に負けた今日の一番のように、動かされてしまうと膝がついていかずに隙ができます。じっくりと四つ相撲を取らしてもらえれば実力が抜きん出ていることは間違いありませんが、今後力のある上位陣との相撲が続くことを考えると、果たして自分の望む形で相撲を取らせてもらえるかどうか。無理してまた膝の状態が悪化したら千秋楽まで取り続けられるかどうかもわかりません。

 僕が本命に推した朝乃山は北青鵬に負けたものの1敗でここまできました。実力通りの結果です。問題はここからの対戦相手です。明日は好調の平戸海。そしてその後は恐らく三役陣との対戦が組まれることでしょう。元大関だけに優勝をするならきちんと上位陣を下して結果を出してほしいところです。大関昇進を争っている4人の関脇と大関貴景勝との対戦となるのか、もしくは横綱戦まであるのかは、今後の朝乃山次第でしょう。

 大関昇進をかける霧馬山もなんとか2敗で9日目を終えました。残り6日間で3番勝てば大関昇進は当確だろうと思います。優勝よりも大関昇進が目標でしょうが、早々に二桁勝てば無欲で優勝争いに加わってくるかも知れません。安定した実力からしても照ノ富士、朝乃山に続く3番手に推したいと思います。

 注目は北青鵬。先場所新入幕で9番勝ちながら不満そうでした。今場所は最低二桁を目標にしているようです。このまま平幕との対戦が続けば十分に二桁はいけそうですが、朝乃山と同じように優勝争いに絡んでいれば上位と当てられる可能性もあります。将来の横綱候補の大器だけに、どこまで伸びるのか楽しみです。



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