幹事クリタのコーカイ日誌2023

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4月27日 ● 2025年大河に横浜流星。

 今年の大河ドラマ『どうする家康』もまだ佳境にも入っていないというのに、再来年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主役に横浜流星が決まったと発表がありました。大河ドラマの進行スケジュールとしてはまず主役を発表し、以降は順次主なキャストを小出しにしていくわけですが、横浜流星とは思い切ったなと思います。期待の若手俳優ではありますが、今年の松本潤、去年の小栗旬、来年の吉高由里子に比べたら知名度はまだ低く、これまで代表作と呼べるほど話題になった主演作もありません。

 横浜流星と言えば極真空手です。中学生の時には世界一になったことがあるくらいの腕前ですが、逆に言えばそれくらいしかこれまでは話題になっていないとも言えます。ただここのところドラマでも映画でも主役、脇役問わずかなり出演していて、それが認められて今回大河ドラマの主役という抜擢につながったのでしょう。『青天を衝け』の吉沢亮のパターンとも言えます。大河ドラマの主役ともなれば認知度も、俳優としての格も一気に上がります。それだけにプレッシャーにもなることでしょう。

 彼が演じる蔦谷重三郎と言えば江戸中期の版元で、田沼意次の時代にプロデューサーとして多くの人気絵師や作者を世に送り出した人物です。喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川広重ら高名な絵師や、十返舎一九、曲亭馬琴、山東京伝などの戯作者を誰が演じるのか楽しみです。脚本は手練れの森下佳子ですし、森下なら戦国や幕末のような動乱の時代よりも、天下泰平の江戸時代の方が面白いドラマを書きそうです。謎の絵師である写楽の正体を森下がどう描くのかも楽しみです。



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