幹事クリタのコーカイ日誌2023

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4月4日 ● 一音を鮮やかに。

 サックスでもピアノでも最近同じようなことをレッスンで言われました。それは速いフレーズで音を一音ずつはっきりとクリアに出すこと。僕の場合はどうもフワフワぼんやりとした音のようです。仮にリズムとピッチが合っていても、音がフワっとしていると弱々しく自信なさげになり、全体として自信なさげな音楽になってしまいます。と言うか実際に自信はないので、正直に音に出ているとも言えるわけですが、それではダメだと先生から指摘されています。

 速くても一音ずつハッキリと出すためには、サックスなら指を速くしっかりと動かすこと、ピアノでも同じく速く強く指を動かして音を響かせることが大事なようです。より速く、より強く、です。オリンピックと同じです。楽器演奏もスポーツも体を使っての表現ですから、大事なこともよく似ています。

 速く強く動かすためにはまずフォームが大事なこともスポーツと一緒。さらに地道に練習を積み重ねることも一緒。加えてイメージをすることも一緒です。こういう音を出すんだというイメージをして、そのためにこういう動きをするんだというイメージをします。そのイメージがあるかないかで全然結果が違ってきます。

 これまでサックスもピアノもまず正しい音を正しいタイミングで出すことだけで必死でした。間違えないで演奏することで精一杯だったのです。音の質を高める手前で発表会がいつも来てしまうので、音質を高める努力を怠ってきました。逆に言えば、こうして音の質を先生から言われるということは、楽譜通りに間違えずに演奏するというレベルは何とかできるようになったということなのでしょう。10年以上習っているのですから、今さらという気はしますが、課題は次々と降ってきます。奥が深すぎて先が見えません。



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