うちのサークルにメンバーの子どもが時々参加します。一番よく参加している「たっくん」が初めて参加したのは４年前。小学校６年生になる直前の春休みでした。まだストロークはできるけれどもサーブもボレーも全然で、女性陣に混じって一緒にテニスをしていました。体も小さくて男性陣は打ってあげているという感じでした。

　しかしその年頃の男の子はどんどん大きくなります。力もついてくるしテニスの技術も上がってきます。中学１年生の頃にはボールが速くてもう女性の相手はさせられない感じになり、昨年は男性陣でも上級レベルとやっても良い勝負になりました。僕も相手するのがしんどくなったので、若いメンバーに任せるようになりました。

　そして今日から高校生。身長はもう177〜178センチまで大きくなり、サーブもストロークもサークルでトップクラスの速さです。まだプレーは粗いものの、暴れ馬のようなテニスは、50代60代のオジサンたちでは手に負えません。相手をするのは元コーチだった30代の若手メンバー中心です。今はまだサークル内で練習相手がいますが、さらにこれから１年経ったらどうなっていることやら。きっとここからは筋肉がついてくるのでパワーがさらに増すはずです。

　毎日成長していく年頃は羨ましい限りです。とても貴重で大事な時期なんだと、この年齢になればわかりますが、当時の自分はそんなことはもちろんわかりませんから時間をたくさん無駄にしていたなと改めて思い出しました。もちろん、その無駄な時間もまた宝物なんですけど。