幹事クリタのコーカイ日誌2023

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3月6日 ● 斜視テニスあるある。

 6年前に斜視の手術をしました。左目の眼球をグイっと方向を変える手術で、それまでよりかなり斜視のズレは矯正されたのですが、それでも未だに20度くらいズレたままです。これをさらに直すには右目も手術しなくてはならないのですが、痛いし何かあったらイヤなのでもう手術はしないつもりでいます。

 手術前よりは両目でピントを合わせるのは楽にはなりましたが、それでも力を抜いているとズレた画像が脳に入ってきます。2つの画像が入ってくるのは辛いので、気づけば利き目の右目だけ開いていて、左目は閉じています。片目で見ている方がずっと楽だからです。特にPCやスマホなど近いものを見る場合は片目で見ていることがほとんどです。近くほどピントを合わせるのに力がいるので両目で見るのは大変なのです。

 あまり左目を使わないのも良くないかなと思って、両目とも意識して開けていても、どうやらそういう場合は右目の情報だけしか脳には取り込んでいないようです。左目の網膜には映像が映っていても、それを脳に入ってくるところで遮断しているようです。これは友人の眼科医に聞いた「斜視あるある」らしいので確かなのでしょう。

 ただPCで作業をしている時には片目だけの情報で事足りるので構わないのですが、問題はテニスのプレイ中です。両目を開けていても片目の情報しか入ってきていないとすれば、遠近感がわかりませんからラケットにボールが当たりません。1日に1回あるかないかですが、ラケットをボールがすり抜けるような時があります。大抵相手の振り遅れとかガシャりとかで、予期せず飛んできた時のボレーなので、恐らく左目が無意識のうちに休憩しているのでしょう。ちゃんと構えている時には起きない現象ですから。

 こればかりはどうしようもありません。せいぜい常に両目に力を入れているしかないのですが、ただ一点を集中して見ると周辺をボンヤリ見るという周辺視野が狭くなります。これは特にダブルスでは大事な要素で、ボールの行方を追いつつも、相手のペアの動きや味方の動きなども察知しなければならないので、ボールを集中して見過ぎるのも良くないのです。ボンヤリとコート全体を見ている以上、たまにラケットをボールがすり抜けることがあるのは仕方ないと割り切るしかありません。プロのプレーヤーなら手術をするでしょうが、そこまでシビアにテニスしているわけではないですし。



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