幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月19日 ● トロフィーポーズのその後。

 今日の山本麻友美プロレッスン会ではバックボレーとサービスを教えてもらいました。バックボレーはまた機会があれば触れるとして、サービスはトロフィーポーズです。テニスをしている人ならご存知でしょうが、サービスを打つ時にトスを上げてからスイング開始までの姿勢のことで、名前の由来はテニスのトロフィーの一番上の像がよくこのようなポーズを取っているから。このトロフィーポーズの形をしっかり覚えないと、腕だけのスイングになったり、ボールにパワーを伝えることが出来ないといった状態になります。

 トロフィーポーズにはいくつかのポイントがあります。それは肘の高さ、肘と肩の角度、ラケットと手首の角度、膝の屈伸などですが、左手の位置も大事で、真っすぐに上に伸ばして上半身を捻り左側(右利きの場合)に壁を作るようにします。僕はこれまでこの左手を真っ直ぐ上に伸ばすということをしていませんでした。意識では伸ばさなければと思っていたのですが、実際に打っている動画を見たら全然できていませんでした。

 今日は山本プロに左手を真っ直ぐ伸ばして打つフォームを見てもらったのですが、ここで重要な指摘がされました。「伸ばした左手を使えていない」というのです。確かに左手を伸ばすことは意識していましたが、その後どうするかについては無頓着でした。理屈ではこの左手を下におろすことでラケットを持っている右手が上に振り上げられる勢いがつくのですが、どうやら僕は単に左手を下ろしているだけで、右手を振り上げる反動にはなっていないようです。

 そこで左手を肘から下に引くということを意識して打ってみました。すると右手が勢いよく上に振られるのです。これまでと同じように打とうとすると、ヘッドスピードが速くなり過ぎてボールを打つタイミングが合いません。さらに何球か打っていると右肩や肘への負荷が大きいことにも気づきました。肩を痛めそうです。それだけ速く勢いよくラケットを振っているのですから、決して悪いことではないのですが。

 と言うことで、思った以上にこのトロフィーポーズからの左手の引きこみというのが効果的なことは理解できました。後はタイミングの微調整です。また左手のことばかり意識していると、肝心の右手の動きがおかしくなりそうなので、あまり意識しないで左手をうまく下に引きこむようになれれば理想的。45年もテニスをしているのに、まだまだ上達するためのヒントはいくらでもありそうです。



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