幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月11日 ● そしてサザエだけが残った。

 国民的アニメと呼ばれる作品はいくつか思い浮かびますが、その筆頭が『サザエさん』でしょう。その『サザエさん』でタラちゃん役を演じてきた貴家堂子が亡くなりました。87歳だったそうです。亡くなる3日前まで『サザエさん』の収録に参加されていたそうで、今月26日放送分が最後の出演となるということです。貴家はほかにも、『天才バカボン』のハジメちゃん、『ハクション大魔王』のアクビちゃんなどを演じてきていました。僕も子どもの頃に見ていた懐かしい番組です。ご冥福をお祈りいたします。

 1969年の番組開始から磯野家、フグ田家のオリジナルメンバーとして今も参加している声優は貴家とサザエ役の加藤みどりだけでした。それが53年という月日の長さとは言え、何とも寂しいことです。そしてマスオ、カツオ、ワカメはすでに3代目になっていることを思えば、初代が53年間演じ続けてきたことに改めて驚きますし感動します。

 キャラクターと声優というのは記憶の中で密接に結びついているので、声が変わった時の違和感というのはかなり大きなものがあります。僕の中ではマスオは近石真介、カツオは高橋和枝、ワカメは野村道子のイメージが強いです。恐らく1970年代、小学校高学年から高校生の頃の一番『サザエさん』を見ていた時代のままなのでしょう。富永みーなのカツオは未だに可愛すぎると思ってしまいます。

 まあ『ドラえもん』なんて2005年に声優陣を総とっかえしたにも関わらず、18年経ってもやはりそれ以前の大山のぶ代時代の声優陣の印象が強いですから、それに比べたら『サザエさん』の声優陣は変遷がある割にはイメージのブレは少ない方なのでしょう。さて、次のタラちゃんは誰が演じるのか?これだけ長く愛されてきたキャラクターだけに、後任は大変だろうと思います。



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