幹事クリタのコーカイ日誌2022 |
12月30日 ● 富士山女子駅伝。 冬となればやはり駅伝です。世間は箱根駅伝ばかり話題にしていますが、大学男子は他に出雲と全日本、大学女子は全日本に富士山、実業団のニューイヤー駅伝に女子のクイーンズ駅伝、高校駅伝、 都道府県対抗駅伝などビッグレースが数多くあります。僕自身、中学生の頃は地元の駅伝大会に学校の代表として走ったことがあるので、駅伝のテレビ中継をしていればついつい見てしまいます。マラソンも良いですが、順位が区間ごとに入れ替わる駅伝の方がレースとしての面白さは上だなと思います。 特に好きなのが中学生から社会人まで出場する都道府県対抗駅伝ですが、近年は地元の名城大が圧倒的に強い大学女子駅伝も応援しています。今日は富士山駅伝でした。2004年が第1回とまだ歴史の浅い大会にも関わらず、この大会が開催されると年末だなと実感するようになりました。正式名称は「全日本大学女子選抜駅伝競走」ですが、富士山麓がコースになって「富士山女子駅伝」の愛称になったこの10年間に一気に人気と知名度を上げてきました。 大学女子駅伝と言えばかつては立命館大が長年にわたって王者だったのですが、ライバルながら常に立命館大の後塵を拝していた名城大が立場を逆転し、この5年間は全日本と富士山の大学女子の2大駅伝でともに優勝を続け、今日の完全優勝で5年連続2冠(全日本は6連覇)という偉業を達成しました。その強さは近年ますます磨きがかかり、名城大は2大駅伝での連続トップ走行記録を32区間まで伸ばしました。駅伝は常に誰かがブレーキになるリスクがある競技ですが、全員が実力を発揮し続けているところが凄いです。 名城大の黄金時代を築いたのは一昨年卒業した加世田梨花、昨年卒業した和田有菜、高松智美ムセンビ、今の4年生の小林成美、山本有真、荒井優奈らでしたが、それに続く3年生の増渕祐香、2年生の谷本七星とエースが各学年ごとにいて層が厚く穴がありません。さらに今日の大会では1区から3区まで1年生を起用して来年以降を見据えたオーダーを組みましたが、それでも1区からトップを譲らず完全優勝。特に今日3区を走って区間新を出した米澤奈々香は今年の全日本では1区を走って区間賞を取るなど将来のエース。この先も名城大の天下は揺るがないだろうと思わせる強さでした。 我が家は名城大のご近所で、女子駅伝部が走っている姿も時々見かけます。来年は先日の高校駅伝で優勝した長野東のアンカーを務めた村岡美玖も入ってくるという話なので、いよいよ来年以降の活躍も楽しみにしています。 |