幹事クリタのコーカイ日誌2022

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11月7日 ● ワクチンはタダじゃない。

 新型コロナワクチン接種はすでに5回目を受けている高齢者の方も増えてきているようです。僕はまだ4回目の接種も受けていませんが、先日インフルエンザのワクチン接種もしたので、コロナの4回目接種の予約もしました。副反応でテニスなどの予定が潰れるのが嫌なので、タイミングを図るのも難しいです。1回目2回目の副反応は軽かったのに、3回目が少し熱が出て体が重かったので、今回は慎重になっています。

 インフルエンザワクチンは会社が負担してくれているので無料、コロナワクチンは国費負担なので無料です。とは言え、コロナワクチンは税金で賄われているのですから、実際には自分たちで負担していることになります。昨年度のコロナワクチンの接種に2兆3000億円かかったと財務省が発表しています。べらぼうな金額ですが、パンデミックを阻止するためには必要な経費だったと思います。ワクチンを個人負担にしていたら、ここまでみんな接種することはなかったでしょうから。

 たださすがに財務省はウィズコロナに向かうなかで、他の感染症と同様に接種する人が費用の一部を負担する方式に移行していくことを検討すべきだと言い始めました。確かに世の中はすっかりコロナのことを片隅に追いやり始めています。保健所は全数把握をやめ、各種イベントはコロナ前のように有観客で開催されるようになりました。旅行も外食も以前のような状態に戻ってきています。施設や店に入る時に手指消毒は求められますが、検温をするところは少なくなってきました。公営コートでテニスをする際には参加者全員の氏名住所連絡先を記入させられたりしていましたが、それも取りやめになりました。

 民間の無料PCR検査所もそろそろ無料じゃなくなりそうです。ワクチン接種同様にあの無料検査所も税金で補助金が出ているから無料なのであって、かなり運営しているところが儲かっているという話です。ワクチン接種を有料化するとともに無料検査所への補助金も縮小もしくは廃止することになるんでしょう。財源に限りがある以上、仕方ないことかなと思います。

 世の中は確実にコロナ後の世界に戻ろうとしています。ただ一度やめた慣習の中には「無くなって良かった」と思っている人が多いこともいろいろあります。通勤もそうですし、職場の飲み会もそうです。バレンタインデーの義理チョコも、もう復活することはないでしょう。そう言えばテニスのゲームの後の握手もしなくなったまま復活する気配が感じられません。あれは紳士淑女のスポーツであるテニスの「良き伝統」という気がしていますが、コロナ以降では握手にみんな心理的な抵抗ができてしまったのかも知れません。



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