幹事クリタのコーカイ日誌2022

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10月30日 ● ボレーは軸足。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会。テーマは今回もボレーです。これまでラケットワークを中心に指導を受けてきていて、特に手首を使う癖の矯正を受けてきました。まだまだゲームになると癖が出てしまうことはありますが、それでもずっと意識してきたせいか、少しずつ身についてきたようには感じます。現在の課題は緩いチャンスボールがきた時に、手首を使わないで打つとどうしてもパンチが出ないので決めきれないケースがあること。実際に打って山本プロに見てもらいました。

 指摘されたのは腕の動きではなく、フットワーク、特に軸足の位置です。ボールが打たれる直前にスプリットステップを踏み、フォアかバックか判断したらその側の軸足を踏み出し、さらに逆の足を前に踏み込みながらボレーを打ちにいくわけですが、その軸足の位置が少し遠いと言われました。ボールの後ろに入り切れていないので、腕を振って無理に打っているからミスヒットしやすいということです。もちろんチャンスボールですから完全なミスヒットはしていないのですが、手首を使わないで腕を振り回しても力が入らないことは確かです。

 軸足の位置が適切なら腕に余計な力が入っていないので、スムーズに十分威力のあるボレーが打てています。なのでもう少し軸足をボールの近くにもっていく意識を持つべきだというのがプロの指導です。ただそれだけだとボールに近すぎると感じるかも知れないので、ボールに近い時ほど打点を前にして踏み込んでいけば良いということでした。そのためには軸足も横ではなく斜め前に踏み出すことが良いそうです。

 これまでフォア、バックを判断したら、そちら側の足を横に踏み出していました。そこから逆の足を前に踏み込んでいきつつボレーをしていたのですが、緩いチャンスボールの場合は、横ではなく斜め前に軸足を踏み込み、さらにそこから逆の足で大きく前に踏み込みながら、今より打点を前にする意識で打つようにすれば、腕を振らなくても体が後ろから前にいくのでボールに勢いがつくし、さらに相手の時間も奪えるので決定力が上がるという理屈です。

 言われてみれば当然ですし、自分の頭の中でもそういうイメージでいたはずなのですが、実際には全然やってなかったということがショックでした。チャンスボールが来ても前に踏み込まずに、その場で腕を振り回し、さらには手首を使って叩こうとしていたのです。つくづくテニスはイメージと実際のプレーの間の乖離が大きいです。プロに言われてからしっかり前に踏み込みながらボレーをしてみて、なるほどボールに勢いがつくなと納得したのですが、実際にその様子を動画で見ると、自分が思っていたほどには踏み込んでいませんでした。本当にイメージ通りにプレーするのは難しいです。



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