幹事クリタのコーカイ日誌2022

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10月21日 ● それはないよ、イチロー。

 コナミのモバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」において、イチローが選んだレジェンドOBが登場する「イチローセレクション」をスタートしたと発表されました。12球団のOBを各球団1人ずつイチローが選出しています。イチローがこうした企画に乗って選ぶということ自体、なかなかない機会なので、誰が選ばれるのか楽しみにしていましたが、さすがにイチローで一筋縄ではいかないセレクトでした。

 ヤクルト・金田正一、阪神・掛布雅之、巨人・王貞治、広島・野村謙二郎、中日・松坂大輔、DeNA・佐々木主浩、オリックス・福良淳一、ロッテ・ヒルマン、楽天・アンドリュー・ジョーンズ、ソフトバンク・城島健司、日本ハム・張本勲、西武・秋山幸二の12人。金田、王、張本などの大御所は意外でしたが異論は当然ないですし、掛布や佐々木、秋山らは他にも候補はいるでしょうが、そのチームを代表するOBとしてこれも納得です。野村や福良、城島はイチローらしい少し捻った選び方だなと思います。ヒルマンとジョーンズに関しては、多分ロッテファンや楽天ファンにとってみれば「えぇ?」と思うでしょう。外国人選手がダメなわけではありませんが、もう少し長年在籍してチームに貢献した選手を選んで欲しいと感じるかも知れません。

 そして一番ガッカリきているのは中日ファンに違いありません。ヒルマンやジョーンズは一応それぞれロッテ、楽天に在籍した時には主力として活躍していましたが、松坂は中日で大した活躍はしていません。イチローが選んだ理由も「西武からは秋山を選んでしまったから」です。つまり中日の選手として松坂を選んだわけではなく、松坂を選びたかったから中日の枠を使って西武の選手を2人選んだということです。そりゃないよと思います。確か僕の知っている限りではイチローという人は愛知県出身で中日ファンだったはずですが、ドラフトで指名されなかったことを今でも恨んでいるんでしょうか。まああの時のドラフトでイチローを指名しなかったのは本当に中日の大失敗だったことは間違いありませんが。

 中日ファンだったはずのイチローが中日のOBから誰を選ぶのか、これは興味があります。さすがに杉下茂や権藤博、江藤慎一は古すぎてないでしょうが、高木守道、谷沢健一、小松辰雄、田尾安志、鈴木孝政、郭源治、落合博満、立浪和義、山本昌広、今中慎二、川上憲伸、谷繁元信、井端弘和、福留孝介、岩瀬仁紀、和田一浩などなど、中日OBも多士済々です。特に高木、落合、岩瀬あたりは球史に残るようなレジェンドです。生え抜きでなくても良いし、パウエルやウッズのような外国人を選んだって良いのですが、中日で活躍していない松坂を選んだことは違和感しかありません。



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