幹事クリタのコーカイ日誌2022

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7月3日 ● ウィンブルドン2週目へ。

 今年から「ミッドサンデー」も試合を入れることになったウィンブルドン選手権。これまでも過去に何度も雨の影響でミッドサンデーに試合を組んでいたのですから、もっと早くに決断すれば良かったのにと思いましたが、伝統を重んじるお国柄なので時間がかかったのかも。それよりもロシアとベラルーシの選手の出場を禁じたせいでポイントがつかないことになった影響が出たのでしょうか、随分と1週目から波乱が起きています。

 男子シングルスのベスト16にシードをきちんと守って残ったのは、ジョコビッチ(1シード)、ナダル(2)、アルカラス(5)、ノーリー(9)、シナー(10)、フリッツ(11)の6人しかいません。事前予想では優勝候補の一角だと思われていたベレッティーニは直前に欠場、ホルカチュ、オジェアリアシムは1回戦、ルードは2回戦、チチパスは3回戦で敗退となりました。もう優勝候補はジョコビッチ、ナダルと期待の新鋭アルカラスしかいません。

 しかもアルカラスはシナーとこれから若手期待選手同士の直接対決です。アルカラスがシナーに勝てば準々決勝でジョコビッチと対戦しますから、それだけが今のところ残された唯一のお楽しみとなりそうです。ついでに女子も絶好調だった新女王シフィオンテクが3回戦で敗れたため、一気に混戦模様になってきました。上位シードで残っているのはジャブールとハレプくらいです。

 こうなったのはやはりポイントがつかない大会になったからかもと推測しています。伝統と権威と賞金はありますが、ポイントがつかない以上、選手がギリギリまで頑張りきれていないのではないかと。これ以上やったら怪我をするとか体調を崩すというところで踏ん張るか諦めかの違いです。ジョコビッチとナダルは今さらポイントのためではなく、グランドスラム獲得数で競っていますから、無関係に戦えているのかも知れません。もっとも他の選手とは経験値が違い過ぎるので1週目は余裕十分でした。ジョコビッチ対ナダルでもアルカラス対ナダルでも面白い決勝になりますから、それまでは負けないで欲しいです。



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