幹事クリタのコーカイ日誌2022

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6月27日 ● ウィンブルドン開幕。

 今年のウィンブルドンが開幕しました。ロシアとベラルーシの選手を締め出したことで、ATPが反発してポイントがつかない大会となりました。世界一大きなエキジビションマッチと言われてしまいますが、ポイント制度ができるはるか昔から存在する世界一のテニス大会なのですから、それくらいのことで権威は揺るがないことでしょう。

 ロシア選手が締め出されてしまったので、世界1位のメドベージェフが出られず、第1シードはジョコビッチです。ランキングにとらわれない独自ルールでシードを決めるウィンブルドンですから、メドベージェフが出られたとしても第1シードはジョコビッチだったのではないかと思います。今大会で4連覇7度目の優勝を目指します。大本命と言って良いでしょう。芝のコートではなにより経験が大事です。

 対抗は第2シードのナダルと言いたいところですが、故障の回復具合が心配です。体調万全でもジョコビッチに勝つのは大変だろうと思いますが、足に不安を抱えているナダルに大きな期待はできません。一番対抗できそうなのは第8シードのベレッティーニです。芝への適性が高く実績も残しています。ベレッティーニは第4シードのチチパスと準々決勝、ナダルと準決勝で対戦することになりますから、ジョコビッチとしては潰しあってもらえてホッとしたことでしょう。

 ジョコビッチの山には第5シードのアルカラス、ナダルの山には第6シードのオジェアリアシムと期待の若手注目株が入りました。世代間対決として楽しみな戦いになりそうです。そして第3シードのルードの山。先の全仏では決勝に進むくらいクレーは強いですが、芝は得意ではなさそうなルードに第3シードは驚きです。むしろ同じ山に第7シードのホルカチュの方が芝では強そうです。準決勝はジョコビッチvsホルカチュ、ベレッティーニvsナダルでしょうか。

 日本勢は西岡良仁、ダニエル太郎、そして女子では土居美咲と本玉真唯が出場します。最近さっぱり結果が残せない日本勢ですが、今回も厳しい戦いとなりそうです。予選を勝ち上がった初出場の本玉の勢いに健闘を期待したいところです。



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