幹事クリタのコーカイ日誌2022

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6月14日 ● 根尾が投手に転向。

 中日の根尾昂が、リーグ戦再開となる17日の巨人戦から投手登録に変更されることになったそうです。立浪監督と本人が話し合った末に決まったということですが、賛否両論あるでしょうが本人がやりたいということならやるのも良いでしょう。なにせ4年目になっても全く結果が出ていないのですから、違うアプローチでチャレンジするのも手だとは思います。

 高校時代は投手と遊撃手の二刀流だった根尾でしたが、プロ入り後は本人の希望で遊撃手としてスタートしました。中日のレギュラーの京田は守備は一流ですが打撃が物足りないので、3年目くらいにはレギュラーの座を奪い取るかもと期待したのですが、残念ながら守備はもちろん打撃でも京田以下でしかないので出場機会に恵まれません。仕方なく外野手登録で再スタートを切ったものの、打てない外野手では役に立ちません。「やっぱり遊撃手で」となったものの、京田が二軍落ちしても高橋周平や三ツ俣が起用されていて根尾の出番はあまりありません。内野外野を経験した立浪監督が見切りをつけたのだとしたら、もはや投手転向しかないかなと思います。

 ただいきなり一軍で投手を始めるというのはどうなんだろうとは思います。まずは二軍で改めて投手として経験を積む方が良いのではないでしょうか。一軍で敗戦処理のような気楽なところから慣れていくという考え方もありますが、根尾を先発投手として育てたいなら二軍戦で先発マウンドに上げて、ある程度の結果を残したところで昇格させる方が王道でしょう。本気で根尾を育てたいなら今季はずっと二軍で育成すべきだと思います。

 立浪監督が敢えて根尾を一軍で登板させるのは恐らくファンサービスを意識しているのではないかと推測されます。これまで根尾の起用法に一貫性がないのも、要は根尾は一軍に置いてファンにその姿を見せるためのあの手この手の結果です。今の中日には全国区のスター選手がいませんから、根尾は客寄せパンダとして使われているのだとしか思えません。そもそも最下位に沈んでしまった中日に欲しいのは投手ではなく打てる野手なのですから、本当に期待されている若手選手なら野手として育てると思います。投手・根尾はもはや選手として崖っぷちです。



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