幹事クリタのコーカイ日誌2022

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6月11日 ● 50代の健康問題。

 僕の周りの同僚やテニスサークルの仲間には50代に入って体の不調を訴える人がたくさんいます。外科系、内科系を問わずです。腰や膝などの痛みがある人もいれば、内臓疾患などの人もいますが、いずれにしても50代に入って病院通いが増えたという声をよく聞きます。そこを通り過ぎてきた僕は「うん、よくわかるよ」と答えるのですが、実はこれは50代になったから不調になったわけではないと思っています。

 自分のことを振り返ってみてもわかるのですが、50代になって病院に通う回数が増えた人は、実は40代後半からすでに体に不調の兆候があったはずです。ただまだ40代のうちはこうした兆候を軽く見積もりがちです。気持ちが若い頃と同じなので、ちょっと疲れたかなとか無理したからかなとか軽く考える上に、きっとそのうち時間が経てば治るだろうと高を括りがちだからです。

 ところがそういう不調が積み重なってどうにもこうにもならなくなって、ついにこれは病院に行かなければと思うのが50代です。自分の加齢による衰えが根本にあるのですが、その理由を50代になったというところで納得させているのです。本当は40代で不調の時からちゃんと診察を受けていれば軽く済んだし、50代になってもそこまで病院通いが続くことも防げたはずなのですが、なまじ体力や健康に自信がある人ほど自然治癒を目指しがちという「中年あるある」です。

 僕は子どもの頃から病気がちでかつ怪我も多い体質なので、病院に行くことにあまり抵抗がありません。スポーツは大好きでずっと子どもの頃から続けていますが、体力自慢の人たちとは違って、むしろ病気と怪我自慢なので、それが60代に入っても無事にテニスやら音楽やらの「やる」趣味を楽しめている理由ではないかと思っています。いわゆる「一病息災」です。

 体が言うことをきかなくなると「見る」趣味しか楽しめなくなりますから、体の不調を軽く見過ごさず、面倒がらずに医師に相談した方が良いよと、中年真っただ中の40代後半の人たちに言いたいです。45歳過ぎたら自分の体の発する声を良く聴きましょう。



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