幹事クリタのコーカイ日誌2022

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5月23日 ● 全仏オープン開幕。

 全仏オープンがすでに開幕しています。大坂なおみが初戦で敗退してしまいましたが、これは予想通りでした。足の故障がまだ治っていない状態でクレーは難しいでしょう。もともとクレーは苦手で初戦の相手は以前にも負けているアシニモワということでは勝てる可能性の方が低かったのだから仕方ありません。大坂の本格的な復帰はウィンブルドンが終わってからのハードコートシーズンになると思います。それまでに故障が治れば良いですが。

 さて男子はドローが偏ってしまいました。第1シードのジョコビッチの山に第5シードのナダルが入ってしまいました。準々決勝で激突します。ただナダルは本調子ではないので、ジョコビッチ相手では苦しい戦いになるでしょう。しかもナダルは4回戦で第9シードのオジェアリアシムと対戦します。クレーではナダルが有利だとは思いますが、ここで力を使ってしまうとジョコビッチ戦がますます不利になります。ちなみにナダルは2回戦でワウリンカとも当たる可能性があります。ビッグネームが多すぎます。

 さらにジョコビッチは準決勝で第3シードのズべレフか第6シードのアルカラスと対戦ということになります。ズべレフとアルカラスの激突も見ものですが、クレーを得意とする優勝候補4人が揃ってトップハーフに入るというドローは少々残念です。ちなみにアルカラスの山には不調ながら本調子だったら優勝候補のティームもいます。ウィンブルドンは芝生の実績を元に独自のシード順を決めますが、全仏もクレー特性の高い選手を上位シードにした方が良いかも知れません。

 ボトムハーフは第4シードのチチパスが決勝進出の最有力でしょう。同じ山には第8シードの元気なルードがいますが、それでもチチパス有利は変わらないと思います。第2シードのメドベージェフはクレーが苦手で、同じ山は第7シードのルブレフですが、ふたりともロシアなので今はなかなかテニスに集中できない状況かもと思います。チチパスも安定感はいまいちというか、ここぞで弱い選手という印象がありますから、トップハーフの準決勝が実質的な決勝になりそうです。順当ならジョコビッチとアルカラスの対決かなと予想します。

 ちなみに日本勢は西岡が初戦でジョコビッチという不運。ダニエルはフルセットで既に初戦敗退してしまいました。女子の土居美咲も初戦が地元フランスのコルネですから苦しいでしょう。しばらく日本のテニスは停滞期に入りそうです。



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