幹事クリタのコーカイ日誌2022

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5月9日 ● 中日続々と選手が離脱。

 中日ドラゴンズが困ったことになりました。投手力は高くとも打線が弱い中日でもっとも頼りになる大島が故障で離脱しているのに、今度は正捕手で強打の木下と、若手成長株筆頭の石川がコロナ陽性判定でチームを離れることになりました。大島はリーグの首位打者でしたし、石川はホームラン、打点がチームトップ。木下の打率も大島と阿部に続くチーム3番手。主軸打者が3人も欠ける上に、守備の要の正捕手がいないとなると肝心の投手力も不安になってきます。

 特に木下の離脱は痛いです。と言うのも、今の中日には木下に代わり得る捕手がいないからです。打つだけならA・マルティネス、郡司がいますが、2人とも打撃を生かすために野手として調整してきていて、マスクを被った時の守備やリード面が頼りになりません。開幕当初2番手捕手だった桂はコンディション不良で登録抹消中で、今のところ石橋が2番手捕手ですが、木下にはまだ及びません。リードを考えると2軍にいるベテラン大野を上げることが有力だそうですが、明日からヤクルト、巨人と上位チームとの敵地6連戦だけにかなり苦しい戦いを強いられそうです。

 中日は以前から補強がまずいのか育成がまずいのか、選手層が薄く誰かレギュラーが欠けると急に戦力ダウンします。立浪監督は何とかチーム内に競争を起こさせてレベルアップを図ろうとしているように思えますが、まだあまり目立った成果は上がっていません。辛うじて石川の成長が楽しみだったのに、ここで戦線離脱になってしまうというのも悲劇です。

 とは言え、レギュラーが3人もいないということは、他の選手にとっては大きなチャンスであることも確かです。苦しい時にチームを助けるような「孝子」が現れることを期待したいです。若手の急成長でもベテランの復活でも良いので、何とかこの6連戦は上位に食らいついて貯金を減らさずに乗り切ってほしいものです。



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