幹事クリタのコーカイ日誌2022

[ 前日翌日最新今月 ]

5月7日 ● 10連休なんて小型連休。

 僕はカレンダー通りに仕事をしていましたが、それはともかく大型連休が終わろうとしています。でも10日間なんて本当に「大型」なんでしょうか?5月だけではなく8月のお盆休みや年末年始の休みも大抵一週間から10日間程度の連休になることが多いですが、この程度の休みなどすぐに終わってしまいます。海外旅行とかするにはギリギリで帰ってきたらすぐに仕事を始めなければならないし、旅行に行かなくてもなんだかんだと予定を入れていたらあっという間の10日間です。

 子どもの頃の40日間の夏休みを毎年繰り返し経験してきている日本人にとって、10日間なんて短いと感じられるのは当然です。2週間くらいある冬休みよりも短いのですから。春休みなんてすぐに終わってしまうなぁという実感がありましたが、それと同じくらいの連休を「大型」だと誇張表現して我々日本人は長年自分たちを誤魔化して働き続けてきただけです。

 欧米では1ヵ月くらいのバカンスを取るんだそうだ、と昭和の頃から聞かされてきました。遠い過去になった昭和の話です。いつか日本も豊かになってそんな時代が来るのかも、なんて言っていたのに、それから半世紀経っても相変わらず1ヵ月のバカンスなんて取れません。その間、日本は一時期は欧米以上に豊かになって、そして今は先進国の中でも最低クラスに貧しくなりつつありますが、休みだけは豊かになろうが貧しかろうが相変わらず10日程度の「大型」連休です。

 最近大企業を中心に週休3日制度が導入され始めているということです。まあそれも良いでしょう。僕も賛成です。ただ大事なのは週に何日休むかとか、どれだけ長期間の連休があるかではなく、総労働時間をどれくらい短くできるかだと思っています。僕の40年間の会社員生活の経験からすると、年間の総労働時間を1500時間以下くらいにしないと時間に余裕なんて生まれません。昨年は定年退職後の休暇とかコロナ感染とかで休みが重なって180日近く休んでしまったので、1300時間台でしたが、まあ普通に働いていたとしても1400時間台には止めたいところです。

 1日8時間労働で週休3日なら週32時間。32×47週で1504時間ですから、5週間は丸々休んで後は祝日が加われば1500時間以下になります。5月に1週間、お盆と年末年始に2週間ずつ連休を取っても良いし、5月と年末年始は1週間で夏に3週間のバカンスでも良いでしょう。1ヵ月の休みにはまだ手が届きませんが、無駄な会議や悪しき慣例や仕事のための仕事のような非効率の極みの日本のサラリーマンの働き方を徹底的に改善していけば、この程度はできるんじゃないのかなと思います。いろんな方面からの抵抗はさぞかし大きいだろうと予想はできますけどね。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」