幹事クリタのコーカイ日誌2022

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4月23日 ● テニスは天気との戦い。

 テニスをするならやはり屋内コートが一番です。音が響いて気持ち良く打てるということもありますが、何といっても天気に左右されないという点が一番です。まず雨が降っても関係ない。せっかくテニスをしようと予定を空けて仲間が集まっているのに雨で中止になることほど残念なことはありません。屋内コートは台風とか大雪ではない限りは中止にならないというのが最大のメリットです。

 そして風の影響を受けないというのも助かります。向かい風は打ってもスピードが殺されてしまいます。逆に追い風の時は入るはずのショットがアウトします。横風はもっと計算ができません。ロブが上がるとスマッシュの確率が大きく下がります。野球のフライですら強風で野手がボールを取り損なうことがあるのに、それを打って相手コート内に入れてポイントを決めるのはかなり難易度が高いです。しかも屋内なら天井があるのでボールとの距離感が掴みやすいのですが、青空や夜空だとロブの距離感が急に掴みづらくなるのも難点です。

 太陽も厄介です。ほとんどの屋外コートは南北に作られています。東西に作ってしまうと、朝と夕方に低い位置にある太陽とまともに向き合ってしまうためです。とは言え、南に向いたサイドではやはり太陽は眩しいものです。宮本武蔵は巌流島の決闘で太陽を背にして佐々木小次郎と戦ったという伝説がありますが、テニスでも太陽を背にした方がかなり有利になります。

 あとは夏の暑さと冬の寒さが和らぐという利点もあります。冷暖房設備があればもちろんですが、なくとも夏の照りつける太陽を避けられるだけでも体力の消耗は抑えることができますし、冬に北風を受けると体感温度がかなり下がりますから怪我にもつながりやすいです。これほどいくつもの利点があるのですから、テニスは屋内に限ると思います。

 ただいつも屋内コートでテニスをしている人は屋外コートでの大会に出場するとまず太陽や風に不慣れなために大きなハンデを背負うことになります。バドミントンや卓球、バレーボールのように屋内競技なら良いですが、同じネットを挟んだ球技とはいえテニスはたまには屋外でも練習しておかないと、文字通り温室育ちの軟弱プレーヤーが出来上がるので要注意です。まあ僕なんかもう大会にも出ることも滅多にないし、ずっと屋内でも本当は良いんですけどね。



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