幹事クリタのコーカイ日誌2022

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3月20日 ● 春場所中日まで。

 大相撲春場所も中日を終えました。横綱照ノ富士が途中休場したことで大関陣が優勝争いを引っ張るかと思いましたが、なんと中日まで全勝で勝ち越しを決めたのは元大関の高安でした。高安は初場所は部屋でコロナ感染者が出たことで全休となってしまっていましたが、それを契機に体重を増やして体調を整えてきたということで、見るからに元気そうです。もともと実力はあるわけですから、体調が整えば前頭中位ならそうそう負けることはないでしょう。終盤に近くなってくると上位陣に当てられますからそこからが勝負になりそうです。

 高安を1敗で追うのは新大関の御嶽海と新関脇の若隆景、そして期待の若手琴ノ若の3人です。いずれも実力を発揮して期待に応えています。3人とも注目の力士ですが、特に琴ノ若は故障から立ち直って先場所も11勝上げていますから、今場所も大きく星を伸ばして来場所は再び上位と当たるところまで番付を上げてほしいと思います。御嶽海も新大関のプレッシャーに負けず良い相撲を取っていますが、昔から調子が上がったり下がったりが激しいので、安定した取り口が続けられるかがカギになりそうです。

 さらに2敗で大関貴景勝、関脇阿炎と実力者が続いています。ここまでは十分にまだ優勝争いの圏内です。2敗までの6人は誰が優勝してもおかしくありませんから後半戦の直接対決が面白くなってきました。後半戦に期待したいのはカド番の大関正代です。初日から4連敗を喫して大関陥落一直線かと思いきや、少し立て直して3勝5敗。残り7日間で5勝が必要ですが、優勝争いをしている力士たちと対戦が続くでしょうから厳しい後半戦になることは間違いありません。何とか優勝争いをかき回しつつ大関の地位を死守してほしいと願っています。



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