幹事クリタのコーカイ日誌2021

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3月13日 ● 中西アルノのこれから。

 今月23日発売の乃木坂46の29thシングル「Actually...」は新加入の5期生・中西アルノがセンターと発表されました。2月に加入したばかりで最速のセンターということでしたが、その中西のセンターが発表された途端にSNS上で彼女の加入前の写真や動画が流出し騒ぎになりました。中には捏造されたものもあったようですが、結局中西は騒動を受けて活動自粛をすることになり、センターは本来センターを挟むポジションだった齋藤飛鳥と山下美月のWセンターということで急遽変更になりました。

 僕はテレ東音楽祭で披露された中西センターの「Actually...」を見ましたが、まるでかつての欅坂46の平手友梨奈のような扱いだなと感じました。中西だけが目立つフォーメーションダンスで、これまでの乃木坂っぽくないのです。乃木坂も10周年を迎えて変えていこうという意思の表れだと思いましたし、中西がそれに相応しいだけの逸材であるということなんだと運営が判断したことも理解できますが、かなりチャレンジングな試みで従来のファンからの反発もありそうでした。

 過去にも乃木坂は新しいメンバーが加入するたびにいきなりセンターを務めさせてきました。2期生の堀未央奈、3期生の大園桃子と与田祐希、4期生の遠藤さくら。今回もその伝統に倣ったわけですが、運営が読み違えたのは乃木坂がすっかりビッグアイドルグループに成長していて、そのセンターの注目度が今までよりずっと高くなっているということです。だからいきなりセンターに抜擢された中西の過去を過剰なまでに探され晒されてしまいます。

 斎藤と山下のWセンターバージョンは「シブヤノオト」で披露されましたが、従来の乃木坂テイストで安心して見ていられました。反面、当初の「新生乃木坂」感はかなり後退してしまった印象です。運営の判断ミスが乃木坂というグループのイメージと、中西アルノという新しいスター候補生を大きく傷つけてしまいました。10年選手の乃木坂はこの程度のことは乗り越えられるでしょうが、中西については心配です。復帰できるのか、このままグループを去ることになるのかもわかりませんが、どちらにしても難しい再出発になりそうです。



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