幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月26日 ● サックスの次の曲と目標。

 昨年末にサックスとピアノの発表会がありました。次の発表会はともに5月です。もう1月末ですから残すところ3ヵ月余り。あまり時間がありません。ピアノは年末に曲を決めて練習を始めていますが、サックスは今日になってようやく先生と相談の末に曲が決まりました。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で話題になっているジャズのスタンダードナンバー「On the sunny side of the street」(邦題「明るい表通りで」)です。

 今習っている先生はジャズサックスのプレーヤーなので、発表会で演奏する曲もジャズにしようと決めています。サックスで吹くようなジャズの定番曲はいくらでもあるのですが、やはりせっかくなら旬の曲をということで決めてしまいました。もっとも発表会は5月ですが、ドラマは4月上旬に終わってしまうので、タイムラグが1ヵ月ありますが、それくらいの時差は仕方ありません。

 「On the sunny side of the street」が作られたのは随分昔で1930年。もう90年以上前です。メロディも歌詞も妙に明るく前向きな曲ですが、それには訳があります。1930年というとあの大恐慌の1年後です。アメリカのみならず世界が真っ暗な時代だからこそ、明るい曲が求められヒットしたのでしょう。そして僕の個人的な話としては、1930年は父親が生まれた年です。昭和5年、日本はこの頃から戦争に向かっていく時代です。そんな時代背景もあることを織り込みながら吹いてみたいと考えています。

 先生にも言ったのですが、今回はとにかく音にこだわりたいと考えています。今まで12年間もサックスを習ってきましたが、いつまで経っても一番に考えるのは「間違えないで吹く」ことでした。ピッチもリズムも楽譜通り間違えないように正確に吹こうといつも考えてきました。しかしやっているのはクラシックではなくジャズです。ジャズだから間違えて良いということではありませんが、やはりジャズは自由な音楽だけにミスを気にして小さくなるよりは伸び伸びした良い音で気持ちよく吹けたら良いなと思っています。



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