幹事クリタのコーカイ日誌2021

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11月9日 ● 人見知りなのに人集め。

 実は自分は人見知りで、という人はたくさんいます。と言うか、大半の人がそう主張している印象です。その方が何となく奥ゆかしい人間に思われるからでしょうか?人見知りなんて全然しないというと、まるで図々しくて神経の鈍い奴、というイメージになるからか、特に日本人は人見知りで、というのかも知れません。

 かくいう自分も昔から人見知りです。知らない人に会うのは気が重いし、ましてや知らない人たちの集団に入っていくのは本当に苦手です。人見知りの癖になんでテニスサークルや同窓会の幹事をしているんだと言われそうですが、それは自分が幹事だから知っている人を集められるので、あまり人見知りをしなくても済むからです。もし幹事じゃなかったらテニスサークルにも入れないし、同窓会にも行かないだろうと思います。会社の同期会には38年間も在籍しながら最後まで馴染めませんでした。

 そんな人見知りが人集めをするのは実は結構なストレスです。できることなら自然と人が集まってきてくれたら助かるのですが、テニスをするにしても同窓会をするにしても単なる飲み会にしても、そんな期待通りに人は動いてくれません。もう40年くらいずっと人に声をかけて誘ってばかりの人生です。

 しかも誘ってばかりいると誘われることが少なくなります。たまには誘って欲しいのに滅多に誘われないし、また誘われ慣れてもいないので、珍しく誘われても予定が合わせられなかったり、人見知りを発動して怖気づいてしまって断ってしまうことも多く、そうするとますます誘われなくなるという悪循環を繰り返しています。恐らく60歳にしてこれだけ人から誘われなくなると、もう死ぬまで人には誘ってもらえないことでしょう。

 昨日も今日も明日も、毎日テニスの人集めのために誘いの連絡をし続けて、そして断られ続けているのも、よくよく考えてみたら随分とメンタル的にタフな人生です。テニスの誘いを断る方は気楽に断ってきますが、誘ってる方は結構いろいろ考えて誘っているんですけどね。なんであれ人の誘いはあまり無下に断るものではないと思います、って、自分も誘われたら断ることも多いのに、本当にそう思います。



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