幹事クリタのコーカイ日誌2021

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10月24日 ● 道具選びの難しさ。

 趣味のテニスにしろ楽器演奏にしろ、いつも悩むのは道具のチョイスです。楽器は基本的に良いものは価格が高価です。そして高価なほど良い音が出ます。初心者向けと言われる楽器は決してやさしいわけではなく、単にチープなだけですから、初心者でも高価な楽器を使った方が良い音が出て気持ちよく練習することができる場合が多いです。ただそれはわかっていても楽器は高価ですから、初心者が買うのはどうしても手頃なものになってしまうというだけです。

 僕のサックスは12年でまだ2本目。最初はヤマハの初級者向けで、それでも15万円以上しました。先生からは「3年は十分です」とか言われましたが、実際には7年くらい使いました。さすがに5年目くらいからもう少し上のサックスが欲しかったのですが、そうなると30万円以上になってしまうので躊躇していたら、たまたま先生がお勧めの中古のヤナギサワがあったので、それを11万円で購入しました。実は最近またそろそろ上のサックスが欲しくなっているのですが、とりあえず我慢して先日はリガチャーを買いました。1万円以下のパーツなら気楽に買い替えることができるので気持ちも楽です。

 ピアノは置く場所がないので5万円で買った安いヤマハの電子ピアノで十分です。教室ではスタインウェイのグランドピアノですから落差は激しいですが、ちゃんとしたグランドピアノで練習もできるのでそれでよしとしています。ピアノは自分の楽器を持ち歩くのではなく、そこにあるピアノを弾くのが基本ですから、いろいろなピアノに慣れることが大事かなと思っています。

 テニスの道具選びと言えば何といってもラケットですが、これが一番難題です。高ければ良いというものではなく、自分の力量やプレースタイル、筋力などによって最適解が変わってきます。基本的にちゃんとしたラケットは3万円前後しますが、その中でも競技者向けや愛好家向け、初級者向け、女性向けがあり、シングルス主体かダブルス主体か、スピンをかけるかフラット系か、ボレーヤーかストローカーなのかなどで方向性が違います。また同じ方向性のラケットでもメーカーによって味付けが違うしデザインも違うので、結局最後は好みになります。

 僕は若い頃はラケットを1〜2年でコロコロと変えていましたが、中年以降は肘や手首に優しいことが第一で、あとは慣れている方が楽なので同じラケットを長年使い続けるようにしています。本来プレースタイルが変わればそれに合わせてラケットも変えた方が良いし、ラケットもずっと進化を続けているので新しい方が性能が高いのですが、どうしても慣れた道具がストレスがなくて一番というところから抜け出せません。

 今のバボラのピュアドライブにして3年が過ぎたので、そろそろ次を考え始めているのですが、多分まだしばらくは使い続けると思います。バボラの前のプリンスのラケットは10年間使っていて、完全に腰が抜けていましたが、それでも「慣れているのが一番」だと思って使っていたくらいですから。



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