高校野球もプロ野球もJリーグも開催されているのに、やはり応援している地元チームが弱いとどうしても熱が上がりません。その点、メジャーリーグは純粋に日本人選手の活躍を楽しみにしていれば良いので、ある意味勝ち負けを越えていて気楽です。特に大谷翔平の活躍は見ていて本当に晴れ晴れするくらい気持ちが良いです。イチローが262安打を放っていた頃ももちろん興奮して応援していましたが、大谷はイチロー以上にアメリカでも愛されているようなので、それがまた嬉しいところです。

　残念ながらオールスター前のバットを振ればホームランという好調さは今は影を潜めてしまいましたが、それでもまだ２位ゲレーロに４本差をつけて39本で首位。しかもここのところ走る方も絶好調で盗塁数も18個でリーグ４位まで上がってきています。そして何より投手としての調子が良くなってきていて、７勝１敗で防御率は２点台と素晴らしい成績を残しています。

　このまま故障せずに順調に数字を伸ばしていって、投手として10勝150奪三振防御率2点台、打者として50本で本塁打王、さらに打点王と盗塁王も獲得したらマンガでも描けないような夢の世界の出来事です。すでに現時点でも半分以上は夢の中のような話ですが、今年のシーズン終了時にどんな成績を残しているのか楽しみでなりません。

　このまま二刀流を続けるのは徐々に体力的にきつくなってくるでしょうから、体力のある20代のうちに投手打者それぞれのタイトルを一緒に獲得するくらいの活躍を期待したいところです。こんな規格外の選手が今後現れることはまずないだろうと思いますので、いま見ておかないと損です。