東京五輪の陸上代表選手が追加発表されました。男子100mの多田、山縣に続く３人目は小池が、その小池が200mを辞退したので200mの代表はサニブラウン、飯塚、山下となりました。そして4×100mリレーに桐生とデーデー・ブルーノが選出されました。小池はリレー優先で100と200の両種目に出られないという陸連の方針の犠牲になってしまいました。代表選考会で1位になった選手が出ないというのはどうなんだろうという気がします。

　もちろん勝てる種目に全力を注ぐというのもひとつの見識ですから本人さえ納得していれば良いですけど、本音はどう思っていることやら。リレーは4人で走りますが多田、山縣、小池に加えて残る1人はデーデー・ブルーノなのか桐生なのかサニブラウンなのか、もしかしたら経験を優先して飯塚なのかは当日の調子次第ということなりそうです。予選と準決勝、決勝で上記のメンバーを入れ替えるというやり方でしょう。

　決勝はさすがに200mを辞退させた小池を優先的に走らせると思います。順当ならスタートが得意な多田が1走で、小池が2走、桐生が慣れている3走、アンカーが山縣ということになりそうです。デーデー・ブルーノは予選で使ってみて様子を見るということでしょうか。経験を積ませて３年後のパリが本番という考えかも知れません。これだけ短距離に選手が揃ったのは素晴らしいことですから、ぜひこれを次代に繋げていってほしいものです。