幹事クリタのコーカイ日誌2021

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6月28日 ● 2021ウィンブルドン開幕。

 ウィンブルドンが始まりました。昨年はコロナで中止になってしまったので2年ぶりとなります。前回の2019年のウィンブルドンは決勝でフェデラーがチャンピオンシップポイントを握りながらジョコビッチの驚異的なメンタルで逆転されてしまいましたが、果たして今年はどうなることでしょう。ドローから男子シングルスの優勝争いを考えてみたいと思います。

 まず大本命のジョコビッチ。年間グランドスラム、そして東京五輪を含めたゴールデンスラムの可能性があります。第1シードとして最初の難敵は、と見渡しても敵がいません。準々決勝で第5シードのルブレフと当たりますが、ジョコビッチならよほどのことがない限り負けそうにありません。準決勝のチチパスまでまず安泰という感じがします。この山の注目はむしろ4回戦で当たりそうなシナー対ルブレフの次世代対決でしょう。

 第3シードのチチパスの山ですが、4回戦でデミノーもしくはエバンスあたりが出てきそうで、ここがまず難敵。さらに準々決勝ではバウティスタアグーもしくはシャポバロフですが、この山にはWCのマレーがいるので、マレーも楽しみな存在です。とは言え、実力的にはチチパスが抜けているのでジョコビッチとの全仏に続く対決までは比較的楽に勝ち上がれそうな気がします。

 第4シードのズベレフの山は多士済々です。オジェアリアシム、アンベール、さらにアンベールと初戦で当たるキリオスがいます。逆の山は第7シードのベレッティーニ、イズナー、カラツェフ、ルード、そして西岡と錦織もここに入っています。錦織は相変わらずドロー運が悪く、2回戦でルード、3回戦でカラツェフ、4回戦でベレッティーニ、準々決勝でズベレフと厳しすぎるドローになってしまったので、早期敗退も覚悟しないとなりません。今年負け続けているズベレフに雪辱したいところですが、まずそこまで辿り着くのが大変です。

 そして第2シードのメドベージェフの山ですが、ここは何といっても第6シードのフェデラーに注目です。比較的平穏なドローで、かつてのフェデラーなら楽に準々決勝のメドベージェフ戦までは勝ち上がれそうなのですが、フェデラー自身がどこまで復調しているのか次第となりそうです。メドベージェフが芝のコートにどこまで対応できているのかが鍵を握りそうですが、フェデラーの準決勝進出の可能性は50%といったところでしょうか。

 ちなみに女子シングルスは全く誰が勝つか読めません。バーティが第1シードで有力とは言え、最近はとにかく調子が良い選手が勝つというのが女子なので、意外な選手が勝ち上がっても不思議はありません。



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