幹事クリタのコーカイ日誌2021

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5月28日 ● 大坂なおみの記者会見拒否。

 大坂なおみがツイッターで「これまで記者会見に参加したり見たりし、アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。自分を疑うような人の前には出たくない」とつぶやき、30日開幕の全仏オープンで記者会見に応じない意向を表明しました。この発言は世界的に大きな反響を呼んでいて、賛否あると言うものの多くは否定的な意見が占めています。

 まずフランステニス協会の会長は「とんでもない間違い」だと強く否定しています。大会規定で会見拒否すれば罰金が科せられますが、それ以上のペナルティもあり得る事態になりそうです。世界1位のジョコビッチも記者会見は「スポーツの一部であり、ツアー人生の一部」だと語り否定的です。同様にナダルも錦織も大坂の心情に一定の理解を示しつつも会見は必要なことだと語っています。

 ナダルや錦織らも触れているように、観客、スポンサー、メディアがあってプロスポーツは成り立っているのですから、単に自分が不快だというだけで会見拒否をするのはいかにも子どもじみています。大坂は精神的に未熟なところがこれまでも多々見受けられましたし、それが成績面でも足を引っ張っていると思いますが、今回はオンコートのことではないだけに余計に彼女へのダメージ大きくなりそうで残念です。

 そもそもハードコートでは無類の強さを発揮するものの、クレーコートは苦手意識が強く前哨戦でもラケットを叩き壊すようなナイーブさを見せていただけに、全仏への出場自体もあまり前向きではないのかも知れません。しかしもうグランドスラムを4回も制しキャリアも積んだ23歳です。ジュニアではないのですから、もう少し大人としての振舞いを身につけてほしいと思います。そもそも海外メディアは日本のマスコミと違って忖度をしてくれませんから、こんなことを言えば余計に厳しく突っ込まれることは間違いないですし。



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