幹事クリタのコーカイ日誌2021

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5月25日 ● 趣味のサステナビリティ。

 ときどき知人から「趣味が多くて良いですね」とか「人生を楽しんでますね」などと言われますが、自分としてはそんな大したものではないと思っています。世の中には僕なんかと比較もできないくらい趣味にのめりこんでいる人はいくらでもいますし、そういう人たちのエネルギーとか情熱とかは本当にちょっと頭がおかしいのではないかと思うほどスゴいです。「趣味」という穏やかな表現では表しきれない、人生を賭けた没頭ぶりです。

 で、そういうとんでもない巨人たちに比べたら、僕なんかはごく常識的な範囲内で仕事も家庭も維持しながら長年ささやかに楽しんでいるわけですが、それでも時々モチベーションが途切れそうになる時はあります。趣味というのは本来やらなくても良いことを、やむにやまれぬ情熱で時間とお金と体力を削って無理してやっているものですから、モチベーションが無ければやってられません。そしてそのモチベーションを失いかける時には理由があります。

 ひとつは体調です。特にテニスのようなスポーツがそうですが、膝が痛いとか腰が痛いとか、もしくは倦怠感が強いとか息が苦しいとか、外科的内科的な疾患があると途端にやる気が失われてしまいます。体が求める爽快感が得られないので、やっていても楽しくないからです。仲間とのコミュニケーションが楽しみの場合もありますが、自分だけ体調が悪かったらやはりつまらないですからね。

 また体調以外では、その仲間とのコミュニケーションがうまくいかなくなった時もモチベーションが低下します。完全にひとりで楽しむ趣味なら良いですが、仲間、もしくはコーチや先生など誰かと関わりながら行う趣味の場合は、喧嘩したとか気まずくなったとか意見が合わないとか行き違いがあったとか、そういうことが起きると一気にイヤになります。うまく別のコミュニティを見つけられたら良いですが、大人になるとなかなか新しく仲良くなるのはしんどいですし。

 そういうわけで、僕も長年健康には留意することと、趣味を通じて知り合った人たちとは仲間であれコーチ先生であれ、良好な関係を長く続けられるように気を遣っています。理想は仲良くなり過ぎず、お互いに適度な距離で付き合うことです。近くなり過ぎると、それはそれでまた揉めることも多いので。まあそうやって努力していても体調は崩すし怪我はするし、人とは気まずくなったりするんで、最後は運と言うか巡り合わせかなと思います。



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