最近YouTubeで麻雀を見ることがあります。大抵は奇跡的な役満を上がったような動画です。自分では一生縁がないような天和とか九連宝燈とかを見ていると、それだけでやっぱり「おー、すげぇ」となります。最近はMリーグなどもあるので、ネットの動画で麻雀を見る機会が増えました。

　自分で打つのはもっぱら家族麻雀です。家族ができるまでは友達と雀卓を囲むこともありましたが、僕はガチの麻雀は苦手です。勝負は真剣にやるのが楽しいのはわかりますが、死ぬか生きるかのギャンブルになってしまうと真剣さの度を越えてしまうことがあります。あくまでもゲームとして楽しめる余裕がどこかに残っていてほしいです。

　家族麻雀をするのが憧れだったこともあり、息子が小学生、娘が幼稚園児の頃から麻雀を教えました。と言っても、息子はまだしも娘は典型的にこうした戦略的ゲームに向いていないタイプなので、中学生になっても高校生になってもいっこうに上達しませんでした。メンツが揃ったらリーチ、という小学生のような麻雀から脱したのは二十歳を過ぎてからでした。

　息子が結婚して家を出て行ってからは年に１〜２回しか家族麻雀をする機会はありませんが、今では娘も一応危険牌を考えもなしに捨てたりせず、状況によって降りることも覚えたし、闇雲にリーチをかけないでこっそりとダマテンで待ったりもできるようになりました。むしろ勝負事に拘りのない妻の方が負けまくっています。

　僕も家族麻雀ですからそれほど勝負に拘らずに楽しい手を作ることを目指しています。だからこそ動画のような素晴らしい大逆転の役満とかに憧れるのですが、そんな手ばかり狙っているとシビアに麻雀してくる息子に負けてしまいます。でも一生に一度くらいは天和か九連宝燈やってみたいですよねぇ。