幹事クリタのコーカイ日誌2021

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4月30日 ● 初心者とのテニス。

 今日は3月に一緒にテニスをした初級者の男性と初心者の女性と2度目のテニスをしました。初心者の女性は今回ラケットもシューズも購入しきて今日が初めて使うという状況です。これはこちらもきちんと教えてあげないといけません。とは言え、これまでも似たようなレベルの人を教えたことがありますが、初心者を教えるのは本当に難しいです。

 なにが難しいかというと、初心者はみんな同じように見えて、実はそれぞれが全然違うからです。まずボールに対するリズム感。球技経験がどれくらいあるかによるのですが、野球やバスケットボール、バレーボール、サッカーなどの球技をやってきた人ならボールのバウンドに合わせることは慣れていて上手です。いわゆる「球勘」があるタイプです。逆に球技経験がない人は、弾んだボールにリズムを合わせられないので同じ初心者と言ってもちょっと大変です。

 基礎的な身体能力としては筋力や持久力も大事ですが、何より目が良いかどうかがテニスの場合は重要です。単なる視力はもとより動体視力や深視力が高いとボールがちゃんと見えているので良いのですが、時々全然見えていない人がいます。普段はデスク周りとかしか見ていない人は、スポーツに必要な視力を気にしてもいませんから、ボールが飛んできてはじめて「見えない」と気づきます。空振りするタイプはこの視力が悪い人が意外と多い気がします。

 そして最後にコツコツと努力することを厭わない性格。すぐに投げ出したり諦めたりする人は何をするにせよ難しいですが、テニスは上達に時間がかかるスポーツなので、飽きっぽい人は大抵最初で躓いてしまいます。できなくてもすぐに結果を求めずに努力を続けられる人は教える側も助かります。やはり最後は「やる気」です。

 今日の初心者は形は変でもとにかくラケットにボールを当てようという意志が強かったし、球技経験もあるので球勘もありますから、恐らくずっと練習を続けられればラリーは案外早くできるようになると思います。まあ練習を続けられるかどうかは本人の意欲だけではなく環境にも大きく左右されるので、それも大事なポイントなんですが、今日の初心者もそこが課題になりそうでした。



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