幹事クリタのコーカイ日誌2021

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4月10日 ● 流れが行ったり来たり。

 今日のテニスはたくさん負けました。テニスの調子自体は確かに好調というほどではなかったですが、かと言ってそこまで悪かったというわけでもなく、流れが悪かったと言うしかない気がします。こういう日は勝つ時は圧倒しているのに、負ける時は接戦でどちらに転んでもおかしくない試合を競り負けます。ある意味運がなかったという感じで、こういう時は「負け神様がついている」と僕はいつも言っています。

 ゲームの中でも「流れ」があって行ったり来たりします。流れが来ている時というのは特に何もしなくてもポイントがどんどん取れます。普通のショットを相手がなぜか簡単にミスってくれたり、こちらのフレームショットが運良くオンラインに落ちたりネットインしたり。ところがこの「流れ」はちょっとしたことで相手に行ってしまいます。そうすると途端になぜかポイントがなかなか取れなくなって、ようやく良いショットで1本取れたと思ったら、次のポイントで相手の振り遅れでストレートを抜かれてまた悪い流れが続いたりします。

 以前からこの「流れ」が本当に不思議で、メンタルの問題なのか、体力の問題なのか、それらの複合的なことなのかと考えているのですが、なかなか正体が掴めません。プレーヤーの中には日頃からすごく調子のアップダウンが激しい人がいて、そういう人が特にこの「流れ」を作っているような気がします。僕はあまり調子の上下は少ない方ですが、ダブルスでは相手がいてペアもいるので、いったんこの「流れ」に巻き込まれるとなかなか自分では抜け出せません。

 山本プロと一緒にゲームをしていても、彼女ですら「流れ」が来ていない時はちょっと苦労しています。ただ我々とは実力が違うので、僕らのように流れの中でアップアップしているわけではなく、力ずくで流れを断ち切ることができますが、逆にそうしないと流れを変えることはなかなか難しいわけです。

 良い流れが来ている時にはなるべくそれを手放さないように、それまでと同じようなテニスを続けていきます。自分たちから変わったことをしてミスをすると、急に流れが変わってしまうことが多いからです。逆に流れが相手にある時にはこれまでと違うパターンの攻撃を仕掛けててみたり、徹底的に守りに徹したり、とにかくテニスを変えてみようとします。

 こうした対処法だけしかできないので、流れの本質のところはよくわからないままですから、どうしてもうまくいかない時には「負け神様」に早く離れていってくださいとお願いするか、今日のテニスは終わりにして帰るしかありません。



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