幹事クリタのコーカイ日誌2021

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3月22日 ● 坂上忍の名古屋いじり。

 昨日の「坂上&指原のつぶれない店」でコメダ珈琲が紹介されました。かつては東海地方ローカルな喫茶店だったコメダも次々と全国に店舗を展開して今では47都道府県制覇。番組でも「街の喫茶店として日本初の全国制覇」ということで特集を組んで、コメダの「お値打ち感」の素晴らしさを特徴として取り上げていました。

 それはまあ良いのですが、MCの坂上忍が「THE名古屋式」について「なんでも味噌塗っておけばいいんじゃないの?」などと昭和のような揶揄をしたというネットニュースには驚きました。僕はその時はたまたま席を外していたのか見ていなかったのですが、未だに古臭い味噌のイメージでいじるとは呆れます。

 タモリが名古屋のことをネタにしていじっていたのは1980年代のことです。そのせいで1983年に東京本社の会社に入社した名古屋出身者の僕はどれだけ東京の連中に間違ったイメージでいじられたことか。あれから約40年、ようやく「名古屋めし」もローカルフードとしてそれなりに評価されるようになりましたが、坂上の中ではあの頃のままなんでしょう。

 こういうことを言う人間はさすがに若い世代では滅多に聞いたことがありませんし、中年以上でも少なくなりました。ほとんどは坂上のようにタモリの名古屋いじりを真に受けた50代以上の主に関東圏の人間です。間違ったイメージをアップデートできていないだけではなく、この令和時代に意味なく地方を下に見てバカにして笑いをとってOKだと思っているあたりは、森喜朗が女性差別発言で笑いを取ろうとする姿勢と基本的に同じです。

 自分も老害と言われておかしくない年齢になりました。若い頃に社内の頭が固くて古臭い偉そうな坂上的な50代の先輩にいつも腹を立てていましたが、その頃の先輩の年齢をいつの間にか追い越してしまっています。老害と呼ばれないためには余計なことを言わずに若者のやることを見守るか、若者とは関わらないで生きていくかですね。



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