幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月8日 ● テニスレッグの季節。

 強い寒波の襲来で東北や北陸は大雪になり電力供給も逼迫しているとか。名古屋は寒いながらも天気が良いだけ助かっていますが、さすがに最高気温が2℃という中でテニスをするのは勇気がいります。もちろん僕は勇気があるのでテニスしますけど。

 この季節に怖いのは怪我です。特にテニスレッグ、と言っても多くの人は「?」でしょうが、テニスレッグというのはテニスで生じやすいスポーツ障害のひとつでふくらはぎの内側の肉離れのことです。テニスによって肘が痛くなるのが「テニスエルボー」というのと同じで、テニスレッグと言えばふくらはぎの肉離れ。僕も毎年のように冬にやらかしています。

 特に危ないのは前に落とされたボールをダッシュして取りに行く時と、ロブをジャンピングスマッシュをして着地した時です。どちらも足首を甲の側に瞬間的にぐっと曲げるので、一気にふくらはぎの筋肉が伸びて筋繊維が断裂します。走りだした瞬間とか着地した瞬間に「プチッ」という音がするのでわかります。ただ肉離れではなく、アキレス腱の断裂かと思うので、肉離れで済んだとわかった時にはむしろホッとするくらいです。

 肉離れは切れたところが弱くなって癖になります。アキレス腱も同様らしいので、とにかく肉離れで済んでいるうちはまだマシです。肉離れなら酷くても6週間、軽度なら1〜2週間で普通にテニスできるようになります。アキレス腱断裂は長いと復帰に半年くらいかかりますから重症度のレベルが違います。とは言え、肉離れもしばらくは不自由な暮らしを強いられますからもちろん嬉しいわけではありません。

 予防には何より筋肉をしっかり温めることです。そのためには肌を外気にさらさずにしっかりガードすること、そして十分にストレッチをしてから徐々に動かしていくことです。また経験的に動き始めてすぐに肉離れをしたということはなく、長い時間しっかりやって疲れてきたところで、いったん休憩をして冷やしてしまってから再度動いた時にやる確率が高いです。なので「今日はもう十分だな」と思ったら切り上げる勇気が大事です。欲張ってもう1試合、なんて思うのが怪我の元です。

 今年の冬こそテニスレッグと無縁で過ごしたいと思っていますが、果たしてこの寒さに還暦前の体が耐えきれるかどうか、かなり心配です。


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