幹事クリタのコーカイ日誌2020

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10月25日 ● 三年後の稽古。

 コロナ禍以降、通勤をしなくなって運動量が減って体力が落ちたのではないかと思っていましたが、昨日今日と2日連続4時間みっちりテニスをしても平気だったので、意外にそうでもないのかなと考え直しました。平日夜の2時間のテニスも以前は残り15分くらいで足が止まっていたのですが、今は最後まで何とか走れます。10年前より当然10歳年を取ったのですから動けなくなっていてもおかしくないのですが、むしろ最近は元気になっているのです。

 原因はいくつか考えられます。直接的には3年ほど前からダイエットをして体重が軽くなったこと。これは足が動くという意味では一番大きい理由だと思います。またダイエットをするにあたってスクワットしたり階段を上ったりウォーキングをしたりして足腰を鍛え直したこともあります。相撲界には「三年後の稽古」という言葉あるように、地道な鍛錬が3年後に実を結ぶと考えれば、僕も今になって効果が出てきているのかも知れません。

 もうひとつ考えられるのはテニスの動きに無駄が少なくなったのかもということです。テニスにおける無駄のない動きと言えばフェデラーですが、あれだけ軽やかに動けるのはやはり無駄な動作がないからでしょう。もちろんフェデラーとは比べるべくもないのですが、「当人比」でテニスが進歩して無駄がカットされていたならば疲れ方も少なくなるはずです。

 長年にわたって山本麻友美プロにいろいろな技術を教えてもらっていますが、それで力みが取れてうまく体が使えるようになってきたとは感じています。加齢による身体的な衰えは技術の向上である程度はカバーできると考えていますから、少しでも頭を使って無駄の少ないスマートなテニスを身につけたいものです。

 30代半ばの頃に50代のベテラン選手と対戦して負けたことがあります。そんな年上に負けるなんて情けないと落ち込みましたが、今から思えばとても思い上がった考えでした。あの頃の技術も戦略も大したことがない自分が相手なら59歳の今、楽勝です。今から3年後の自分に勝てるように体力を維持しておきたいものです。


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