幹事クリタのコーカイ日誌2020

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10月18日 ● 父の法要で考えた。

 今日は父の十七回忌法要。コロナ禍ということもあり身内だけでしたが、住職の読経を聞きながら16年前のことを思い出していました。あの時はバタバタで映画「お葬式」そのままのようなことがいろいろ起きました。初めて喪主を務めて大変でしたが、まだ母が元気であれこれとやってくれたので助かりました。

 いまその母も85歳。腰が痛くて耳が遠くなってはいますが、まだまだ元気です。とは言え、いくら母でも120歳まで生きるわけではないでしょうから、そろそろ母の葬儀のことを準備しておかなければならないと思い、今日は率直に母と「あんたが死んだらどうする?」という話をしました。元気で頭もしっかりしているうちに聞いておかないといけないことがいろいろあるからです。

 親戚、友人など誰に連絡をするのか、預貯金や保険、クレジットカードなどはどうなっているのか、家や家財の整理はどうするのかなど、具体的に聞いておきました。基本的に始末が良くて何でもパッパと片付ける癖がある母だけに、随分ともう終活してあるようで、思ったよりは簡単にできそうでしたが、僕に聞かれて「一覧表を作っておく」と言っていました。そういう事務的なことが得意なので、自分が死んだ時の話に気を悪くするどころか張り切ってしまったようです。

 父の葬儀の時には見知らぬ親戚がたくさんやってきて、母に聞かないと誰が誰やらわかりませんでしたが、そういう人たちもこの16年の間に大半が亡くなってしまい、母の葬儀の時に連絡するのは僕の知っている叔父や従兄弟たちくらいで良いようです。親戚が少ないのはこういう時には助かります。

 むしろ自分が突然事故などで死んだ時の方がいろいろとヤバいなと思っています。自分しかわかっていないことが多すぎて、きっとあれもこれも突然連絡が取れなくなって迷惑をかけることになりそうです。特にテニス関係とか困るだろうなぁ。死ぬ前にせめて3日間くらい整理のための時間が欲しいです。


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