幹事クリタのコーカイ日誌2020

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10月4日 ● サービス改良の最終段階。

 3年にわたってずっと続けているサービス改造計画。最終的な目標はセカンドサービスの改良にあります。ファーストサービスのスピードアップには限界があります。もちろん少しでも威力のあるファーストサービスを目指しますが、年齢的肉体的にこれ以上のパワーアップはなかなか難しいです。それよりもセカンドサービスで攻撃されないこと、すなわち「入れにいくサービス」ではなく「しっかり打って入る」ことが目標です。

 セカンドサービスをしっかり打って入れるためには回転量を増やすことが全てです。そんなことは理屈の上では30年以上前からわかっていました。ネットを超えながら、ネットのすぐ向こうにあるサービスボックスの中に入れるためには、ネットよりなるべく高く打ち上げながら、なおかつ回転をかけて落とすことです。回転をかければかけるほど激しく落ちるわけですから、しっかりと振り切って回転量を多くすることが大事になります。

 ただ実際にやってみるとわかりますが、しっかり振ってなおかつ狭いところに入れるというのはかなりプレッシャーがかかります。どうしてもびびってボールにラケットを当てにいって力加減で入れようとしてしまいます。当然回転はかからないですから入ったところで弱弱しいサービスになり、相手に攻め込まれてしまいます。長年テニスをしていてこれが一番の悩みだったので、ずっとそれを克服するために山本麻友美プロに教えてもらいながらサービスの改良を続けてきました。

 今日のレッスンはその仕上げになりました。回転をかければいいと言っても、実際に簡単にできないのは正しいフォームでサービスを打っていないからです。正しいフォームで打つことではじめてしっかり振ってもいつも同じようにちゃんと回転がかかります。やみくもにラケットを振りまわしても、そりゃあ確率が低くなるのは当然です。

 これまではまずこの正しいサービスフォームを身につけることをずっとやってきました。グリップ、構え、トスの上げ方、ラケットの担ぎ方、肩、肘の角度、フットワークなどなど、ひとつひとつ山本プロにチェックしてもらいながら、少しずつ変えていき、何とか「ほぼ大丈夫」なフォームにたどりつきました。これが身についたことで、ようやくしっかりラケットを振ってもボールにきちんと当たるようになったのです。

 今日の練習ではついにゲームの中で思い切ってラケットを振り切ってセカンドサービスを打つことができ「ようやくここまできたか」と感無量でした。と言っても、まだたどり着いたばかりで完全に体に染み込んだかどうかは怪しいところ。あれこれ考え始めるとすぐにまた薮の中に入ってしまいそうです。頭で理解できたことを体で表現できるようになったので、あとは繰り返し練習をして自動的に体が正しく動くようにすることが今後の目標となります。道は遠く果てしないです。


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