幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月10日 ● 全米ベスト4揃う。

 全米オープンも男女シングルスのベスト4が揃いました。まず大坂なおみが好調に勝ち上がっている女子ですが、ブラディvs大坂、セレナvsアザレンカというカードになりました。大坂のいるトップハーフはプリスコバ、クビトバ、ケルパーといった実績がある強敵が次々と大坂に当たる前に敗れていくというラッキーがあり本当にエネルギーを消費せずに勝ち上がりました。順当にいけば大坂の決勝進出は固いところです。

 ボトムハーフのセレナ・ウィリアムズとアザレンカの対戦は激闘の予感がします。38歳になるセレナはマーガレット・コートが持つ24回のグランドスラムタイトルに王手をかけてからずっと足踏みを続けてきただけに、今年の全米にかける意気込みの強さを感じます。対するアザレンカも前哨戦を優勝してここまで絶好調。31歳にして全盛期を彷彿とさせる復活ぶりです。かつての女王同士、そして出産から復帰したベテラン選手同士の対決は見ごたえがありそうです。

 男子はほぼ順当に上位シード勢が勝ち上がりました。準決勝はカレノブスタvsズベレフ、メドベージェフvsティエムです。カレノブスタはジョコビッチの失格での勝ち上がりでしたが、準々決勝でシャポバロフをフルセットで破りました。ズベレフ優位は変わらないですが、勢いと運があるカレノブスタは怖い存在です。

 メドベージェフとティエムはともに危なげなくベスト4進出です。ティエムは3強が消えた今大会では実績、ランキングともにタイトルに一番近い存在だけに、逆に言えばここで優勝できないとなると「持ってない選手」となりかねません。若手と思っていたらすでに27歳。そろそろタイトルがほしい年齢ですし、ここでタイトルを取って自信をつければ全仏でもナダルの連覇を止める可能性が大きくなりそうです。


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