幹事クリタのコーカイ日誌2020

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7月5日 ● 頭で理解していても体がついていかない。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会では、先月に続いてボレーを教えてもらいました。前回から3週間、ずっとボレー、特にフォアボレーの正しい「型」を繰り返しイメージして練習してきたので、今日はそれを山本プロに披露する場でもありましたが、結果としては半歩前進してまた新たな壁にぶち当たったという結果になりました。

 テニスしない人にはわかりにくい技術的な話になりますが、前回はボレーのグリップをより薄く、コンチネンタルの少しバック寄りに握るように指導されました。しかし慣れないグリップで特にフォアボレーの打点が掴めずに頭が混乱しました。この3週間はそこを何より気をつけて修正してきて、少しずつ「こうかな」と掴みかけてきたというところです。

 ところが今日山本プロに注意されたのは、そこではなくフットワークでした。「上半身より足が気になります」と言われて、基本的なフットワークをずっと指導されました。言われたのは、スプリットステップを踏んでから次に軸足をセットしなければならないのに、それをしていないということです。スプリットステップで着地したそのまま動かさずに軸足にしているので、ボールに対して入り方がズレていて、最終的に軸足じゃない方で距離を調整しているとのこと。全然これまで意識していなかったし、誰からも指摘されなかった点でした。

 ボールが遠い時にはフォアボレーなら右足から、バックボレーなら左足から近づいてそれを軸足にしてボレーする方向に踏み込んでいきます。しかし、体に近い時にもそれをしなければならないのに、そこをサボっているようで、そのままフォアボレーなら右足を外側に少し捻って開いているだけなのです。山本プロから位置的には左右にはほぼ動かさなくても大丈夫であっても、少し前に踏み込むようにして微調整しながら軸足を必ずセットするようにと指導されました。

 頭では十分わかります。むしろやっていなかったことに自分でも驚くくらいです。ところが実際にやってみようとすると、体がうまく動きません。長年の癖ですから変えるのは容易ではありません。意識して練習を繰り返して体に染み込ませないとダメなようです。ボレーは短い時間での反応ですから考えていては間に合いません。咄嗟にできるように練習あるのみ。グリップが少し光が見えてきたと思ったら、もう次の山が近づいてきてトンネルに入ってしまいました。どれだけ長い間やってきても次々と練習することが出てきます。テニスはつくづく奥が深いです。


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