幹事クリタのコーカイ日誌2020

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5月30日 ● 年齢に負けないテニス。

 前にも書いたように最近はYouTubeでテニス動画を見て勉強をしています。雑誌で読むより動画の方がイメージしやすいのは当然で、テニス雑誌がますます売れなくなるなぁと心配していますが、こればかりは仕方ありません。

 で、動画を見たらもちろん実際に試してみることになります。特に最近考えているのは還暦目前という年齢に甘えず、よりパワフルなボールを打ちにいくということです。どうも自分の年齢を意識して最近は「うまい」「いやらしい」「老練な」テニスをしようとし過ぎていた気がします。

 今日のテニスメンバーは元コーチなどのサークルのトップレベルばかりだったので、思い切って打っていくには格好の相手でした。パワーのあるボールを打つには何よりに手打ちにならず全身の運動連鎖を使うこと。特に昔ながらの「後ろから前」のテニス理論で覚えた我々世代が苦手にしているのが「捻り戻し」で打つことです。

 捻って溜めたパワーを効率よく戻していくことで力まずに威力のあるボールを打てるわけですが、特に大事なのが腰と股関節と膝。ここを意識してしっかり捻り戻しながらタイミングよく打てるとパワーと安定感がある良いボールが打てます。もちろん理屈は前からわかっていますが、長年やってきた打ち方を少しでも変えるというのはリスキーです。

 ウォーミングアップの時もゲームに入っても、ストロークもサービスもしっかりと膝を曲げ股関節をたたみ込み、腰を捻ったところから一気に振り抜くように心がけていました。うまくいくと自分でも「いいね」をしたくなるようなボールがいきますが、ちょっとタイミングがずれるとフレームショットになったりして、そう簡単にはいきません。

 4時間みっちりテニスをしたら、最後の1時間くらいは疲れですっかり体が動かなくなりました。肘も肩もアキレス腱も痛いですが、なによりボロボロになったのが腰と股関節。テニス帰りの30分の運転でバキバキに固まってしまい、車から降りるだけで体が悲鳴を上げていました。家に着いてとにかくお風呂。浴槽につかると浮力で体が楽になりますが、もう出られません。腕の力を使わないと腰が痛くて動けないのです。ベッドに横になっていても寝返りを打つだけでも「いたたた」となります。

 ただこれだけ腰と股関節が痛いということは、それだけしっかり使ったということですから、やろうとしていたことは間違ってはいなかったかなと思います。後はもう少し体幹を鍛えて筋力をつけていくことがポイントでしょう。年齢に負けないテニスをするのも大変です。


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