幹事クリタのコーカイ日誌2020

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5月29日 ● オールナイトニッポンの思い出。

 先日NHKのBSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で「熱気が生んだ真夜中の解放区〜オールナイトニッポン伝説〜」をいう回を再放送していました。ニッポン放送の深夜ラジオ番組をNHKで取り上げるんだという驚きから見ていたのですが、これがなかなか面白くてついつい見入ってしまいました。

 番組ではオールナイトニッポンを3つの視点から取り上げていて、それぞれ亀淵昭信、ビートたけし、秋元康を中心にしたインタビューで構成されていました。オールナイトニッポンを作った亀淵、中興の祖とも言うべきビートたけし、そしてリスナーと制作者の両方の視点から語る秋元というバランスの取り方はさすがNHK、そつがありません。

 僕自身はラジオはもっぱらFM中心で音楽番組にリクエストハガキを送り、好きな音楽をエアチェックをしていたのですが、さすがにオールナイトニッポンは友達の間でも話題になったので時々聴いていました。特に覚えているのは、あのねのね、笑福亭鶴光。今回の番組でもこの2組にはインタビューもしていましたが、やはり中高生の間ではナンセンスギャグのあのねのねとエロトークの鶴光の人気は抜群でした。

 その後のオールナイトニッポンはフォークやニューミュージック系の錚々たるメンバーが次々と登場。南こうせつ、桑田佳祐、長渕剛、松山千春、吉田拓郎などなど。中でも中島みゆきのトークは、彼女の曲とのギャップが強烈で大人気でした。僕がオールナイトニッポンを生で聴いていたのは1980年代前半の大学生時代が最後です。ビートたけしが評判を呼んでいたのもこの頃でした。

 時は流れに流れて2010年代。AKB48がオールナイトニッポンに出演するようになりましたが、興味はあってももう50代になっていてはオンタイムで聴くほどの情熱もなく、YouTubeに上がっている音源を時々聴くくらいになってしまいました。というか、もはやラジオ自体をめったに聴きません。車の中でたまにFMを聴くくらい。オールナイトニッポンのような中波の深夜ラジオは10代だからこそ熱中できたんだなと改めて思います。


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