幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

4月5日 ● テニスの感染リスク。

 ウィンブルドンまで中止になってしまった世界のテニスツアーですが、グランドスラムだけではなく、比較的小規模の愛好家のためのテニス大会も中止になっているところが多いようです。「密閉」「密集」「密接」のうち「密集」を懸念してのことでしょうが、テニス選手の感染は報告されていますが、テニスコート内でコロナウィルスに感染したという事例があるのかどうか知りたいところです。大会ならともかく普通にテニスをしている限りは3つの「密」とは無縁なのがテニスです。

 屋外、広いコートに最大4人、しかもコンタクトスポーツではありません。兵庫ではむしろテニス人口が増えているという報道までありました(「新型コロナでも盛況、屋外テニスコート稼働率20%増」)。普通にしていればテニスは接触感染も飛沫感染もまず心配ありません。強いて心配と言えば、ゲームをした後のマナーの握手と、ベンチでの会話くらいです。握手はしなければ良いことですし、ベンチでは当然のことながら向き合わずに同じ方向を向いて座っていますから、距離をある程度保っていれば問題ないでしょう。

 とは言っても、ネットで検索してみると、コロナ感染対策でコートを閉鎖している施設も全国ではあるようです。また閉鎖はしていなくても使用者は連絡先を記入しなければならないとか、更衣室やシャワールームは使用禁止というところは多いです。我々がよく使うコートでも更衣室は使えないところは何か所もあります。これは仕方ないだろうと思っています。感染の拡大には地域差が大きいですから、今なら関東地方が特により厳しい措置にならざるを得ないのもわかります。

 閉鎖してしまえば感染リスクはゼロですし、何かあった時に責任を問われることもありません。「念のため」に閉鎖してしまう自治体があるのも理解できますが、ただ免疫力のアップという観点から言うと、スポーツは有効です。スポーツジムや屋内スポーツ施設は閉鎖になっているところも多いですから、運動不足で免疫力が下がっている人々のためにも、テニスに限らず感染リスクが低い屋外スポーツ施設はきちんと注意をして使えば利用できることも大事だと思います。

 常にこういうことはリスクとのトレードオフですから、いつまでこう言っていられるのかもわかりません。状況が変われば食品と薬品の調達以外の外出が禁止される事態だってあり得ますから、そうなったら当然テニスどころではなくなります。早く日常を取り戻すためにも、感染の収束を願うばかりです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」