幹事クリタのコーカイ日誌2020

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4月1日 ● 巨大仏の魔力。

 巨大仏というものがあります。大仏と言えば奈良や鎌倉が有名ですが、これらをはるかに超える昭和以降に作られた巨大な仏像のことです。僕は奈良の大仏も鎌倉の大仏ももちろん見に行っていますし、「三大大仏」の候補である高岡大仏も見に行きました。ちなみに「三大大仏」は奈良と鎌倉は決定ですが、3番目は高岡や岐阜などいくつか名乗りを上げている候補があるらしいです。

 三大大仏は比較的名古屋から近いところに揃っているので観光にも行きやすいのですが、50mを超えるような巨大仏は町おこしを狙って作られたものが多いせいか不便なところに建てられていて、なかなかそこまで足が伸ばせません。一番有名でかつ一番巨大なのは牛久大仏(120m)。茨城県に観光なんて、国内で他に行くところがいくらでもあるのですが、牛久大仏だけはいつか見てみたいと思っています。

 2位は仙台大観音(100m)。残念ながら東北地方に足を踏み入れたことがないので未見なのですが、仙台は生きている間に一度は行きたい街なので、きっと仙台大観音も見ることができるでしょう。なにせ巨大仏の良さは遠く離れたところからでも見られるところにあります。

 2位タイは淡路島の世界平和大観音像(100m)。淡路島に遊びに行った時に道路を走っていたらいきなり出てきて度肝を抜かれました。何にもない田舎の風景に縮尺を間違えたかのように登場する巨大仏の違和感。これこそが巨大仏の最大の魅力です。内部なんて興味がありません。巨大仏のある風景が見たいのです。残念なことにこの世界平和大観音像は2006年から閉鎖されていて、このたび取り壊しが決まったそうです。

 4位の北海道大観音(88m)は見たことがありませんが、5位の加賀大観音(73m)は何回か見ています。加賀温泉駅の目の前にあって違和感たっぷり。初めてみた巨大仏がこの加賀大観音でした。以降、巨大仏になぜか心惹かれるようになってしまったのです。

 ちなみに巨大仏ではありませんが、大仏なら愛知県内にもいくつかあります。布袋の大仏(18m)や、聚楽園大仏(18.8m)は名鉄電車の側に立っているので電車の中から見ることができます。桃厳寺の名古屋大仏(15m)も我が家からクルマならほど近いのでお馴染みさんです。そして僕の散歩コースである八事興正寺にも新しい大仏があります。こちらは高さ7mと小さめですが、もっとも身近な大仏です。

 特に歴史や由緒があるわけでもなく、それほどありがたい感じもしませんが、何か心惹かれるものがある巨大仏。コロナ禍が収まったらまた見に行きたいものです。


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