幹事クリタのコーカイ日誌2020

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3月25日 ● 志村けんのコロナ感染。

 トム・ハンクスやモナコ公、プラシド・ドミンゴ、そしてグレタ・トゥンベリ、チャールズ皇太子に志村けんと、次々と著名人が新型コロナウィルスに感染しています。志村は70歳だけに状態が心配されますが、これだけ感染が広がってきたとなると、本人だけではなく芸能界やテレビ業界でのコロナ感染拡大も懸念されます。ネット上ではすでに志村と仲が良いことで知られる千鳥の大悟からさらなる芸能人への感染が広がるのではないかと噂になっていますが、芸能人から芸能人だけではなく、メイクなどのスタッフへの感染も十分にあり得ることでしょう。

 一般の会社なら感染者がひとりでもオフィスで出たら、事務所を閉鎖して消毒し、仕事で接触があった社員は検査と隔離、そして会社は在宅勤務にして様子を見るということになるでしょう。実際には感染者が出ていなくたって在宅勤務になっている会社はいくらでもあります。ただ芸能界、テレビ業界は在宅勤務では成り立ちません。志村が出入りしていたテレビ局やスタジオを全て閉鎖するとか、共演した出演者やスタッフを隔離しておけるかと言ったら、かなり難しいでしょう。

 まだ現状でどういう対応を取っているのかは伝わってきていませんが、例えば志村は次回のNHK朝ドラ「エール」の収録に臨んでいたそうです。ドラマの撮影現場は当然のことながら濃厚接触者だらけでしょう。普通に考えれば撮影はストップして出演者やスタッフの検査と隔離を実施するべきところですが、果たしてどうするのでしょうか。さらに他にも感染者が見つかった場合、ドラマ現場全体がクラスター化する可能性があります。ドラマ撮影自体がストップしてしまい大変です。

 芸能界なら、こうしたことがすぐに報道されて可視化されますが、一般社会で似たようなことが起きていても、みんなで口を噤んで黙っている会社とか現場とかがあるかも知れません。たださえ客足が途絶えてしまって経営が苦しくなっている飲食店、ホテル、旅館。またデパートとかスーパーなどの小売業、カラオケボックス、スポーツクラブ、ライブハウス、もちろん医療機関も。どこでもクラスター化したらそれは倒産への第一歩になってしまいかねません。一刻も早く政府は救済すべくきちんとした対応を早めてほしいと思います。和牛商品券をこれから印刷して配っても何の役にも立ちません。


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