新型コロナウィルスの感染拡大に対応して、企業が在宅勤務や時差出勤を奨励するようになりました。また発熱があったら新型コロナだろうがインフルエンザだろうがただの風邪だろうが出社するなという指示も出ています。しかし、実際に少々の発熱で休むことができる人たちがどれくらいいることでしょう。特に休むとそれだけ給料が減ってしまう時給・日給で働いている人にしてみれば生活がかかっていますから休むのも簡単ではありません。

　東京マラソンの一般ランナー参加中止に続いて各地のマラソン大会の中止が相次いで発表されています。3月8日の名古屋ウィメンズマラソンはまだ中止発表はありませんが、この状況で一般ランナーを走らせることは難しいでしょう。マラソンに限らず各種スポーツイベントはどこも大変です。選抜高校野球も近づいてきていますが、高校生が主役の「教育の場」だけに、よりリスクは取りにくいことでしょう。

　うちの娘はフォークデュオのゆずの大ファンで、３月からのツアーにも２回行く予定ですが、中止にならないかかなり心配しています。マラソンと違って中止でも払い戻しはしてくれるのではないかと思いますが、ファンにしてみればお金が返ってくれば良いということでもないですし、かと言って年配のファンも多いゆずですから、本当に危険なら主催者側も強引なことできません。

　僕個人はそういう大きなイベントへの参加は予定していないので心配はありませんが、そのうちテニスの練習会も危ないとか言われるようになったらさすがに困ります。広いコートにダブルスでも４人しかいないので、コート内の人口密度は低いテニスですが、ゲームが終われば握手しますし、ベンチに並んで座って談笑もします。決してリスクゼロではありません。さらに感染が広がっていったらどうしたものか。